この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
前回、根管充填材の除去の教科書的な概要を書きました。→感染根管治療4「根管充填剤はなぜ取れづらいのか」
まとめますと、GPソルベントにより、ガッターパーチャポイントを溶かしながら除去していくというものでした。


しかし、それでも除去出来ますが、なかなか大変かと思います。
それは前回のブログでもお話ししました、‘シーラー’が固まっておりそれなりの強度と歯質接着性を有するからであると考えられます。
それは、意外と手用のファイルなどの手用器具でとるには大変なわけです。
そこで私が工夫してみたことは、‘シーラーの液’を利用する方法です。
<シーラーの液>


ここからは、どの教科書でも私はみたことがないですし、合っているのかどうかは証明されていないお話なので、あくまで参考としてお聞き下さい。
皆様もお試しいただければと思うのですが、
シーラーとは、下の写真のように、粉と液がありまして、
<粉と液>

その二つを混ぜて、練ります。
<練ります>

そして、ガッタパーチャポイントにつけて根管充填していくわけですが、
<根管充填>

例えば根管充填を行なった後、練ったシーラーが余ると思います。
それを数時間放置していると固まります。
<練ったシーラーが固まる>

そこに、再度シーラーの液を垂らして練ってみて下さい。
<シーラーの液を加えて再度練ってみる>

すると、固まっていたシーラーがまた復活といいますか、柔らかくなり、まだ硬化していない状態に戻るのです。
つまり‘シーラーの液’を固まっているシーラーに加えると‘溶ける’もしくは“柔らかくなる”ということです。


ということです。
根管充填材は、ガッターパーチャポイントとシーラーで出来ていますので、
これで両方溶かすことが出来ますね。
いかがでしょうか?これは利用出来そうだと私は感じたわけです。
それらも含めて、次回以降実際の根管充填材の除去の仕方をご紹介していきます。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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