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2016年12月13日

患者説明・コミュニケーション15「“パフォーマンス”をきかせるとは」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

現在、下記の内容にて、私なりのコミュニケーション実践の記事を書いております。

<例題症例>

例題症例

<治療計画>

初日.麻酔抜髄
2日目.根管治療➕基本検査1とスケーリング
3日目.根管治療➕スケーリング
4日目.根管充填
5日目.コア形成➕基本検査2とSRP
6日目.コアセット➕ブリッジ形成➕仮歯
7日目.ブリッジの設計を決定して、印象
8日目.ブリッジ仮着
9日目.ブリッジ本セット  治療完了

を前提にお話ししていきます。

前回までに、3日目まで終わっております。

今回は、4日目:根管充填になります。

私の実際の言葉は‘色’を変えてありますので、参考にしてくださればと思います。



〜4日目診療開始〜

「いかがでしょうか?」

患者さんが、特に問題ありませんと言ったら、

「良かった。では今日は根っこ詰めをしていきます。」良かった

と言って、根管充填操作にうつります。

痛みがあれば、根管治療に戻ります

では根管充填の患者説明です。

「根っこ詰めとは、根の中に最終的なお薬を入れることです。」(通常)

「根が腐らないように、防腐剤を詰めていきます。」(最終的という言葉を使うと、治療が終わったと勘違いしてしまいそうな方へ)

「神経が入っていた部屋が空洞のままだと、そこにばい菌が入ってしまうので、お薬を詰めてばい菌が入らないようにしていくのです。」(自分が何をされているのか、理論的に知りたいと考えているような方へ)

だいたいこの3パターンの言い方をしますが、

これだけですと、患者さんも、「はあ・・」という感じなので、きちんと視覚効果→ブログ記事:患者説明・コミュニケーション4「必ず視覚効果を入れる」を使いましょう。

<根管充填アニメーション>

根管充填アニメーション

根管充填アニメーション2

これで患者さんも「ああ、そういうことね」となります。

私の根管充填を動画に撮っているので、こちらも参考にして見ていただければと思いますが、私は根管充填の直前に根管長を測定します。→根管充填:患者さん(1/2)

「根っこの長さを測りますね」

とお話して、根管長測定をします。

この際に、一つのテクニックですが、アシスタントの方へ

「何ミリですか?」

と聞いたりすることもあります。

アシスタントの方が例えば、

「21mmです。」

と答えたとしましょう。

私は、

「いいですね〜。」

と言います。

何が良いのかわかりませんが、これも‘パフォーマンス’のテクニックの一つです。

患者さんは、何かわからないが良いらしいぞと感じるわけです。

はたまた、根っこ詰めでこんなこと言われたことなかった

や、この先生はきちんと確認してくれている

信頼出来る

となる可能性が高いです。

少なくとも、何も言わなければゼロです。

こういうのは‘パフォーマンス’で医療の実質とは違う

から‘やらない’のでしょうか?

私の考えとしましては、やらないよりはやった方が良い事はどんどんやるので良いのではないかという意見です。

たった、

「何ミリですか?」

「21mmです」

「いいですね〜」




「よし!」


だけのやり取りな訳です。

それで、患者さんが喜ぶならやりましょう。

念の為申しますと、別に全く理由がないのに「いいですね〜。」と言っているわけではなくて、

私は、前回の診療の際に根管形成の際、自分でも根管長を測っております

そして、根管充填の直前に測って、同じmm数であればよし!っと思いますよね。

日をわけて、2回測って同じmm数であれば間違いない、この根の根管長は21mmだ!と頭の中でなるわけです。

それで、

「いいですね〜。」

という言葉になっているわけです。

理由は上記の通りですが、別に「いいですね〜」を言わなければならないわけではないですよね

しかし、

パフォーマンスだとしても、

‘あえて言いましょう’というのが今回のブログの趣旨です。

パフォーマンスとは、色々な意味で使われますが、今回は一つの事柄を大きく見せることの意味で使っております。

こういった事柄は探してみるとたくさんあります

歯科治療は、患者さん本人はされている治療を見ることはできないですので、

このパフォーマンスの部分もコミュニケーションの大事な要素だと、私は思っています。

さらに、会話とはエンターテイメントの要素も多く含んでいると思います。ただ、事柄を説明するだけではつまらないですよね。エンターテイメント性は低いとも言えます。

なので、こういったパフォーマンスを入れてみることをお勧めいたします。色々試してみるとご自身にしっくりくるものがあると思います

是非お試しあれ、です。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。







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posted by さけいくら at 11:45 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月06日

患者説明・コミュニケーション14「モチベーションの火を灯せるか?」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

現在、下記の内容にて、私なりのコミュニケーション実践の記事を書いております。

<例題症例>

例題症例

<治療計画>

初日.麻酔抜髄
2日目.根管治療➕基本検査1とスケーリング
3日目.根管治療➕スケーリング
4日目.根管充填
5日目.コア形成➕基本検査2とSRP
6日目.コアセット➕ブリッジ形成➕仮歯
7日目.ブリッジの設計を決定して、印象
8日目.ブリッジ仮着
9日目.ブリッジ本セット  治療完了

を前提にお話ししていきます。

下記の内容にて、コミュニケーション実践の記事を現在書いております。


前回までに、2日目まで終わっております

今回は、3日目:根管治療➕スケーリングの患者説明になります。

3日目のポイントは、

・根管形成を仕上げること

・スケーリングの重要性について伝えること

・次回、根管充填をすることを伝えること

の3点とします。

でははじめます。

私の実際の言葉は‘色’を変えてありますので、参考にしてくださればと思います。


〜3日目診療開始〜

「お痛みいかがでしたか?」(心配そうに)

患者さんがなんともなかったと言ったら、やはり、

「良かった」(心を込めて)

です。前々回→患者説明・コミュニケーション12「同調・傾聴・共感を一度に手に入れられるチャンスとは」より。

もしも、根管治療中の歯に痛みがある場合も処置は変わりません

貼薬を鎮痛効果の高いものに変えることと投薬すること、場合によっては、咬合を落とすオープンにするといったところでしょうか。

いずれにしても、処置(根管治療➕スケーリング)は変わりません

さて、痛みがなかったとして、話を続けます。

「良かった。」

「では、今日は根っこの形を仕上げてしまいます。」

と言って、根管形成に入ります。

根管形成が終わりましたら、

「これで、次回根っこ詰め(根管充填)が出来ますからね。次回根の中に最終的なお薬を詰めていきます。」

と言って本日の根管治療は終了です。

根管充填の詳しい説明は次回、根管充填をする時に話します

そして、この日は次にスケーリングの説明にうつります。

「前回下(もしくは上)のお掃除をしていますので、今回は残りのお掃除をしていきます。」

「と、その前に前回歯周病の進行度の検査をしておりますので、そちらの結果からお話していきます。」

前回基本検査1もしておりますね。前回すぐに結果を説明しても良いですが、前回は‘間’患者説明・コミュニケーション13「歯周病治療の患者説明、“間”をとる」

を作り、今回のタイミングで説明しても良いと思います。

しかし、この2回目、もしくは最後のスケーリングの前には説明した方が良いと思います。

歯周基本検査とは下の写真のもので、歯周ポケットの深さ歯茎の炎症歯の動揺(グラグラ度)数値化されております

<歯周基本検査表>

歯周基本検査表

<歯周ポケット>

歯周ポケット

歯周基本検査表を見せながら、次のように説明していきます。

「こちらに数字が並んでいますが、数字が大きければ大きいほど、歯周病が進んでいると思って下さい。」

「正常値は3までです。」

こういうと、患者さんは目をみはって、自身の検査表の数字を目で追っているのが私にはわかります。

それらを確認してから、説明に入ります。

「こう見ると、数字が4のところがあり、6のところも、残念ながら9のところもあります。」

「6を超えてくると中等度の歯周病、8mm以上を重度の歯周病といえます。」

「ポケットが8mm以上は抜歯の適応にもなります。」

ここで、抜歯の可能性がある歯があること少し匂わす言い方をするのですが、

ここで、たいていの患者さんには‘フリーズ時間’が発生することが多いです。→患者説明・コミュニケーション6「“フリーズ時間”が患者さんに起こっている時に大事な話をしても伝わらない」

そこで、

「4mmのところは、初期ですし、お掃除をすると歯茎が引き締まって、1mm位数字が下がるので、正常値に戻ることも多いです。」

ここで、‘正常値’という希望の言葉で、患者さんの‘フリーズ時間’を解きます。→患者説明・コミュニケーション7「話し方、話す順番の概要。フリーズ時間が発生したら、希望の言葉で戻す」

「こちらの結果は、お掃除をする前の状態ですからね。」

ポンッと言って差し上げましょう

患者さんは、今お掃除をしていますし、スッキリするだけではなく、治療が進んでいるいること、そしてスケーリングが済んだ後の基本検査2の結果を知りたいと感じます。

これが‘モチベーション’です。

治療全般に言えますが、‘モチベーションの火を灯せるか’どうかは、患者さんや歯科医院の明暗を分けることとなりますので、とても大事なことです。

歯科医師の先生方には、

是非色々な方法を会得して欲しいと思います。

モチベーションの火を灯せるか?は、

あってもなくても良いスキルではなく

臨床医になるのならば、必ず必要なスキルになると思います。

今回の記事も参考になさっていただければと思います。

では、患者さんにモチベーションの火が灯ったところで、次の言葉です。

「こちらの結果は、お掃除をする前の状態ですからね。」

「これから残りのお掃除を進めて行きましょう。」

「さらに、次回は根っこ詰めをしていきますからね。」

と説明をして、

そして、今回はスケーリングに入っていきます。

これで3日目の患者説明・コミュニケーションはおしまいです。


次回は「根っこ詰め」と表現していた根管充填についての患者説明について書いていきます。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 09:27 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月29日

患者説明・コミュニケーション13「歯周病治療の患者説明、“間”をとる」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

現在、下記の内容にて、私なりのコミュニケーション実践の記事を書いております。

<例題症例>

例題症例

<治療計画>

初日.麻酔抜髄
2日目.根管治療➕基本検査1とスケーリング
3日目.根管治療➕スケーリング
4日目.根管充填
5日目.コア形成➕基本検査2とSRP
6日目.コアセット➕ブリッジ形成➕仮歯
7日目.ブリッジの設計を決定して、印象
8日目.ブリッジ仮着
9日目.ブリッジ本セット  治療完了

を前提にお話ししていきます。

前回2日目の内容に対してでしたが、今回もまだ2日目の内容に対してです

治療計画2日目:根管治療➕基本検査1とスケーリング



前回、根管治療の患者説明についてが終わりましたので、その続きで今回より歯周病の患者説明に移ります。

歯周病の罹患率といってつまり、歯周病になっている人の割合は30歳過ぎの方の80%以上です。

なので、患者さんに自覚がないことも多いですが、ほぼほとんどの患者さんへ歯周病治療は必要ということになります。

歯周病とは何なのか?治療法は?という記事を以前ブログに書きましたので、そちらも参考になさっていただければと思います。→歯周病

特に今回の症例は、下の写真の状態を想定しております。

<今回想定している症例>

今回想定している症例

歯周病とは、歯を支える顎の骨が溶けて少なくなってしまう病気ですが、

今回の症例でいいますと、

左下6番は、周りにほとんど顎の骨がなく、5番・7番も骨の高さが下がっています

歯周病ですね。

なので、治療が必要ですが、それらを説明するタイミングは、今回が良いと思います。

なぜなら、初診時は痛みが強い為、まずは痛みをなくす治療に専念しなければなりません。

以前の記事→麻酔抜髄の患者説明で御説明した通り、初診時は何かと患者さんへ説明する事柄が多いです。

痛みもある中、歯周病の治療の説明までは、説明する事はもちろん良い事ですが、患者さんが御理解してくれない恐れもあります。

それは、痛みの治療は‘今’の治療ですが、歯周病の治療は内容として、‘これから’の治療であるからです。

通常、今ある問題を解決しないとこれからのことを考える事は難しいですよね。

また、根管治療と歯周病治療を並行して行なう事は治療計画としても、相性が良いです。

なぜなら、麻酔抜髄をきちんとすれば、後の根管治療はあまり時間がかかりません

なので、歯周病治療の時間を取りやすいということ。

そして、根管治療を完了した後、被せ物の治療に進んでいくのですが、当然、歯周病治療が終わり、歯茎が引き締まった状態で型を採って被せ物を作った方が良いわけです。

なので、根管治療をしながら歯周病治療を進めておいて、根管治療が完了する頃には、歯周病治療も完了していて

歯茎の良い状態で

すぐに被せ物の治療に進められる

となる為には、根管治療と一緒に歯周病治療を進めておくと良いということになります。

患者さんも、来院回数が減ってその分楽になります

では、これらの事を含めて実際の患者説明について書いていきます。

私の実際の言葉は‘色’を変えてありますので、参考にしてくださればと思います。


〜診療2日目、根管治療が終わったところ〜

根管治療は、「いや〜痛みが落ち着いて良かった、良かった」で終わってるのでしたね。

そして、その次の言葉がこちらです。

「根の消毒は何回か回数がかかりますので、こちらに歯石がついていますし、お掃除も(歯の清掃)も平行してやりましょう」

「レントゲンをみてください。何々さんの治療において、最大の事は歯周病についてです。せっかく歯を治しても、噛めないだと意味がありませんので、歯周病の治療をする必要があります。」

など、歯周病治療の必要性をサラッと伝え、基本検査とスケーリング(歯石)をする事をお勧めします。

誰でも、歯石が歯についているのを見れば取りたくなるものです。

そして、とれればスッキリします。

そこで、

なぜ歯石をとったのか?

と患者さんは思うわけです。

歯石をとって、気持ちいいし、健康にもいいなんて、、

どんな風に健康にいいの?

と患者さんが思いはじめてから、

、歯周病についての詳しい、患者説明をすることをお勧めします。

そして、その詳しい歯周病のお話は次回、3.根管治療➕スケーリングの回にするのが良いと思います。

今回、根管形成もしていますし、基本検査、スケーリングもしていますので、臨床上は歯周病の詳しい話をする時間がないのも臨床の現状です。

さらに、前回麻酔抜髄という大変な処置をされた患者さんです。

2日目は、サラッと→前回のブログそして歯石取り(スケーリング)をして気持ち良く帰っていただきましょう

コミュニティケーションのテクニックでいいますと、‘間’をとるという言い方もできます。

一度に全部を話すのではなく、段階に分けてお話するということです。

実は上手く話すことよりも上手く‘間’をとることの方が、相手に伝わったりします。

今回、私の診療中の実際の言葉が少なっかったのも、歯周病の詳しい説明を次回に回すのもそういった意味合いがあります。

一つの参考になさっていただければと思います。

次回、3日目根管治療➕スケーリング

について記事を書きます。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 12:36 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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