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2017年06月24日

患者説明・コミュニケーション27:まとめ

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

患者説明・コミュニケーションの章もずいぶん書いてきまして、内容も多岐に渡りますし、途中途中にイベント紹介記事思考編なども挟んだ関係で、わかりづらくなった面もあるかと思います。

また、患者説明・コミュニケーションも前回欠損補綴の説明についてが終わり、ひと段落つきましたので、

今回“まとめ”の記事を更新しまして、一旦患者説明・コミュニケーションの章を終わろうと思います。

では、患者説明・コミュニケーションの“まとめ”よろしくお願い致します。

まずは、コミュニケーションの基本“聞き方”についてブログ記事を書くところから始まりました。

<聞き方>

images.jpg

患者説明・コミュニケーション1(聞き方)

そして、ここから患者説明・コミュニケーションの“総論”となります。

<総論>

download.png

患者説明・コミュニケーション2「前提として、‘相手は鏡である’と考える」

患者説明・コミュニケーション3「最適な声のトーンを考える」

患者説明・コミュニケーション4「必ず視覚効果を入れる」

そして、患者さんに一生懸命伝えても、伝わっていなかったら、元も子もありませんね。

そんなことないと思われるかもしれませんが、患者説明ではよく起こることなのです。

なぜでしょうか?というところから、私の造語ですが、“フリーズ時間”について書かせていただきました。

<フリーズ時間>

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患者説明・コミュニケーション5「伝えたのに伝わってない。どうしてか?」

患者説明・コミュニケーション6「“フリーズ時間”が患者さんに起こっている時に大事な話をしても伝わらない」

患者説明・コミュニケーション7「話し方、話す順番の概要。フリーズ時間が発生したら、希望の言葉で戻す」

患者説明・コミュニケーション8「フリーズ時間が発生したとどうしてわかるのでしょうか?」


そして、ここから総論のまとめとして、「コミュニケーションを科学する」と題して、今まで学んだことを“因果関係”に照らしながら、患者説明をすることの重要性をお話しさせていただきました。

<コミュニケーションを科学する>

images.jpg

患者説明・コミュニケーション9「コミュニケーションを科学する1/2」


患者説明・コミュニケーション10「コミュニケーションを科学する2/2」


次に、より実践的な内容としての“各論”に入ります。

<各論>

download.png

麻酔抜髄、歯周病、SRP、抜歯についての説明や、同調・傾聴・共感・間をとることやモチベーション・パフォーマンスのきかせ方などのコミュニケーションのテクニック的なことに関しましても細かく書きました。

実際に私がどんな言葉を話して患者説明をしているのかを言葉の部分はを変えて、記事を書かせていただきました。

患者説明・コミュニケーション11実践初日:麻酔抜髄の説明

患者説明・コミュニケーション12「同調・傾聴・共感を一度に手に入れられるチャンスとは」

患者説明・コミュニケーション13「歯周病治療の患者説明、“間”をとる」

患者説明・コミュニケーション14「モチベーションの火を灯せるか?」

患者説明・コミュニケーション15「“パフォーマンス”をきかせるとは」

患者説明・コミュニケーション16「患者さんが疑問に思っているだろうことを患者さんに聞かれる前に、先回りして説明する」

患者説明・コミュニケーション17「SRPの患者説明。‘医療者側からみると歯磨きが足りないと思っていても、患者さんは充分歯磨きをしていると思っている’」

患者説明・コミュニケーション18「抜歯に対する説明の時に考えること」

患者説明・コミュニケーション19「抜歯の説明実践:患者さんが抜きたいのか、抜きたくないのか知る為の‘魔法の言葉とは’」


患者説明・コミュニケーション20「即日抜歯は出来るだけ避けた方が良いと思う理由」

そして、最後に選択肢のある治療法の説明として、“欠損補綴”を例に、その患者さんにとって一番良いとされる治療法の選択をするため患者説明・コミュニケーションについて書かせていただきました。

<選択肢のある治療法の説明>

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患者説明・コミュニケーション21:欠損補綴の説明1「抜歯後放置の患者説明」

患者説明・コミュニケーション22:欠損補綴の説明2「利点・欠点」

患者説明・コミュニケーション23:欠損補綴の説明3「利点・欠点」→「利益・リスク」


患者説明・コミュニケーション24:欠損補綴の説明4「消去法:患者さんのNGの見つけ方」

患者説明・コミュニケーション25:欠損補綴の説明5「利益の話:患者さんの気持ちを“前向きに”決める」

患者説明・コミュニケーション26:欠損補綴の説明6「リスクの話:リスクの話とセットで伝えることとは」

どの記事も、読み返しましたがとてもまとまっており臨床にも大いに使える内容となっていると感じました。

是非是非、復習していただけると嬉しいです。

実はこの「患者説明・コミュニケーション」の章の内容は、歯科医療者以外の方からも反響があったのも特徴的でした。

そして、ありがたいことに「こんな先生に診ていただきたいと感じました。」といった内容が多かったです。

私自身色々と考えながら、今まで患者さんと話してきてよかったと感じました。この場を借りまして、お礼申し上げます。

そしてお読みいただいている歯科医療者の皆様へ、患者さん側の方からもお墨付きをいただきましたので、この内容

是非お試しあれ、です。

次回より、新章「感染根管治療」の記事を書いていきたいと思います。

よろしくお願い致します。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。







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posted by さけいくら at 13:08 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月17日

患者説明・コミュニケーション26:欠損補綴の説明6「リスクの話:リスクの話とセットで伝えることとは」

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

現在、下の症例にて患者説明・コミュニケーションの章を書いております。

<例題症例>

IMG_6887.JPG

現段階では、6番は抜歯が終わりまして、その後どのように治していくのか(欠損補綴)の患者説明を行っているところです。

欠損補綴の3択といって、歯を失った後、補う治療法には

・義歯

<義歯(入れ歯)>

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・ブリッジ

<ブリッジ>

images.jpg

・インプラント

<インプラント>

imgres.jpg

これらの治療法から患者さんに選んでいただきます。

それぞれの治療法にて、利点・欠点がありますが、→3種類の欠損補綴治療の利点・欠点

それを並べるだけでは、

患者さんはなにを選んで良いのかわからなくなってしまいます。

なので、現在書いている、‘患者・コミュニケーション’の章が大事になるのではと思っております。

今までに、

<患者説明・コミュニケーションにおける欠損補綴の3択の説明概要>

利点・欠点の話3種類の欠損補綴治療の利点・欠点



患者さんのNGをみつける、よくわからなければ、一つの治療法を提示してNGを探る→患者さんのNGの見つけ方→患者さんのNGの見つけ方



NGが見つかったらば、‘消去法’を使い選択肢を絞る「消去法:患者さんのNGの見つけ方」



患者さんが選択するであろう治療法の良いところをあげて、患者さんの気持ちを決める(利益の話)「利益の話:患者さんの気持ちを“前向きに”決める」



患者さんの気持ちを決めてから、その治療法のリスクを説明する(リスクの話)→今回



患者さんの了承を得て、欠損補綴の説明終了

となります。

今回は、欠損補綴の説明の最後である‘リスクの説明’についてとなります。

リスクの説明は、誰しも嫌なものですが、もちろん伝えなければなりません

そして、その伝え方いかんで、患者さんの気持ちも変わってくると思うというお話を今回はしたいと思います。

<リスクの説明>

images.jpg

これはとても大事な内容のように私は思っておりまして、リスクの話はいわばマイナス的な話でありますが、完璧な治療はないので、臨床には常にリスクが伴うわけです。

マイナスをプラスに変える力があれば、とても良いですよね。

色々な考えがあるとは思いますが、一つ言えることは、

なにもしなければ、マイナスはマイナスのままですので、マイナスをプラスに変える力というのは人間の思考がなせる業ということです。

つまりマイナスをプラスに変えるには、患者さんの気持ちに思いをはせながら、よく考えなければならないということになります。

治療リスクの患者説明をするときは、そのことに注力して患者説明をどのようにするかということをお考えいただければと思います

当然正解はないですが、今回のブログ内容がその一助になれば嬉しいです。

でははじめます。よろしくお願い致します。


例えば、ブリッジ治療にて、患者さんの気持ちが固まっていたとしましょう。


<ブリッジ治療>

images.jpg

ブリッジ治療のリスクとは、隣の歯を削るということ、と神経を残して行っていくので、麻酔が切れたあと、歯が痛む場合は、歯の神経を取らなければならないということです。

そして、その後も欠損している歯にかかる負担をブリッジの支えになっている歯(支台歯)が受けるということになります。

ただ、この話は利点・欠点の話でもしているので、確認という感じで、サラッとお話します。

強調するのは、

‘だから、、(ですから、なので)’

です。

<だから(ですから、なので)>

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リスクの説明は、だから、どうするのかとセットで説明するとお考えいただければと思います。

だから、5分の4冠にする

だから、5番だけではなく4番まで支台に含める

だから、歯周病のケアをする


などです。

つまり、医院として(医療者として)どのように、患者さんのリスクを共にフォローしていくのか?ということを伝えるのです。

これがリスクを説明する際のポイントであると私は思っています。

誰しもリスクがあることは理解していても、リスクだけ言われても行動は起こせないものです。

共に寄り添う人が必要だと思うのです。

<共に寄り添う>

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だから、

専門家が認めた方法であり、その治療した本人(ドクター)や医院が、共にリスクをフォローしていくということを伝えるのが大切なのだと思っています。

時々、あまりリスクの説明はしないというドクターもいますし、誰でもリスクのことを伝える際には、気が進まないものです。

しかし、医療者側はあとで「聞いてない」と言われない為にも、患者さんにも伝えなければなりません

このリスクの説明は難しいですね。私もずいぶん悩みました。

リスクの説明をする際に、

「患者さんに伝わっているけど、やる気になっていただくためにはどうすれば良いか?」

そう考えた時に、私は、患者さんに寄り添うしかないのではと思い至りました。

「こうこうこういうリスクがあります」

「だから(ですから、なので)、、」

です。

だから、、

私(医療者)は何をするのか?

患者さんからしたら、

そのリスクを許容したとして、あなたは何をするのか?

ということです。

えーそこまでするの?と思われる方もいるかもしれませんが、

それをすることで、信頼関係が生まれると思っております。→ブログ記事:「プロとアマチュアの違い」

そして、その治療が上手くいくように、医療者側は魂を燃やしましょう。→ブログ記事:「魂を込めるとは?」

そして、治療が上手くいったら患者さんはファンになってくれます。

是非、お試しあれです。

<患者さんとの深い信頼関係>

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また、医療者側の方もどうかご安心ください。

そもそも、この段階では、一番成功すると思われる治療法を患者さんにお話しているのです。

きっと上手くいくと思いますし、上手くいったら患者さんはファンになってくれますし、

上手くいかなくても、半分くらいは理解してくださると思います(魂を込めた治療をしていればたぶんm(__)m)。

医療者側の為にも、患者さんのメンタル面の為にも

このような患者説明・コミュニケーションをこのリスクの説明をするときは、心がけてみてはと思います。

これにて、欠損補綴の患者説明・コミュニケーションが完了です。お疲れ様でした。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。




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posted by さけいくら at 15:14 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月29日

患者説明・コミュニケーション25:欠損補綴の説明5「利益の話:患者さんの気持ちを“前向きに”決める」

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

現在、下の症例にて患者説明・コミュニケーションの章を書いております。

<例題症例>

IMG_6887.JPG

現段階では、6番は抜歯が終わりまして、その後どのように治していくのか(欠損補綴)の患者説明を行っているところです。

前回、欠損補綴を行なう際の患者説明を行なうにあたり

その患者さんによって、最適な治療法を選択するには、

どのようにすれば良いか?

それは、患者さんのNGを探し出すことで、ぐっと答えに近づくと思うといったお話をしました。→患者説明・コミュニケーション24:欠損補綴の説明4「消去法:患者さんのNGの見つけ方」

その方法は、前回に詳細を書きましたが、

患者さんのNGに関しては、

利点・欠点を説明している時にもわかりますし、→利点・欠点

<インプラントって手術するの?絶対無理のイメージ>

imgres.png

一つ、その症例を加味しての治療計画を説明することによって、患者さんの反応からもわかることが多いので、是非、お試しあれ、といった内容でありました。→前回

<一つ治療法を説明する:こんなブリッジはどうか?イメージ>

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欠損補綴の患者さん・コミュニケーションの‘肝’となる内容なので、是非御一読いただけると嬉しいです。

そして、今回はその続きで、その患者さんにはこの方法が良いだろうな

もしくはその患者さんはこの方法を選ぶであろうなと思ったら、

利益とリスクのお話に移ります。

<利益とリスクの天秤>

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つまり、利益とリスクを天秤にかけ、患者さんに前向きに治療法を選択してもらうということです。

その前段階として、前回のブログ記事の方法を使い、

その患者さんは、この方法(義歯もしくはブリッジもしくはインプラント)を選択するな、ということが感じ取れているかが大事となり、それまでの内容を書いたのが前回までのブログ記事となります。


前置きが長くなりましたが、今回はその次の段階の「利益・リスク」の話の利益の部分に焦点を当ててお話ししていきます。

ここから先は、3つの欠損補綴治療法から、患者さんが選択しそうな治療法が医療者側にもわかっている事を前提に、患者説明・コミュニケーションについて書いていきます。

よろしくお願い致します。

では話を戻しまして、欠損補綴治療とは、3種類あります。

1.義歯

2.ブリッジ

3.インプラント

です。

<義歯>

images.jpg

<ブリッジ>

images.jpg

<インプラント>

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この三種類の治療法のうち、今回のブログの段階では、もう患者さんがどれを選択しそうか、医療者側にはわかっているのが前提でしたね。

例えば、義歯を選択しそうと思ったら、私ならばこのように伝えます。

「そうですね。ほとんど歯を削らなくていいですし、噛めない・違和感があるとなってから、ブリッジにしても良いわけですしね」

とこんな感じです。

ではインプラントの場合はどうでしょう。

「そうですね。となりの歯を削らなくても良いですしね。手術や保険が効かない点はありますが、

インプラント治療は、ゼロから1を作る治療となります。

色々大変な面もありますが、うまくいかなかったとしても、今の状態と同じ(ゼロ)なわけです。

そして、統計的に上手くいく確率(生着率は90%以上)の方が多く、

上手くいった時に得られることは、1は1でも1どころではないといいますか、

なんといっても他の歯は犠牲にしないですし、一番噛めるわけです。

そして、もし生着しなかった場合は、手術費用は全額返金致します(当院ではそうしてます)」

こんな感じです。

どうでしょうか?やってみようかと思えてきますね

では、ブリッジの場合ではどうでしょうか

前回もブリッジ推しの説明をしましたので、そちらも読んでいただければと思いますが、

それに加え、

「そうですね、良い選択かと思います。(今回の場合は)ブリッジの支える両隣の歯のうち、もう一本は削ることが決まっていますし→患者説明・コミュニケーション11実践初日:麻酔抜髄の説明

その分、インプラントの利点は下がるといえるでしょう。

そして、正直となりの歯が歯周病が進んでいるので、インプラントに感染しないかが心配となります。

そして、最大の利点として、噛めるようになるまでが早い!です。

私も早く噛めるようにして差し上げたいと思っていますし、

⚪︎⚪︎さんも、今まで左で噛めなくて苦労なさったでしょう。

その方向でいきましょう。」

こんな感じでいかがでしょうか?

内容の是非はおいておいて、

どれを選択しても、明るい未来が待っているように感じたのではないでしょうか。

それがポイントだと思っています。患者さんの選んだ治療法に対して、全力で後押ししましょう。

そして、それを現実にする為に、医療者として、魂を燃やすのです。

それがプロとアマチュアの違いというブログでも書きましたが、‘手を上げる’ということでしたね。→ブログ記事:プロとアマチュアの違い

<手を上げる>

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教科書的にも、この三つの欠損補綴の治療法は、どれを選択しても良いのです。

どの治療法にも良い点(利点)があります

そして、選択する権利は、患者さんは自分の体なわけなので、患者さんにあるわけです。

私達医療者側は、患者さんの選んだ治療法を全力で実現させるよう努めるというのが、

あくまで私の考えではありますが、私はそのように思っておりますので、

このように、患者さんが選んだもしくは選ぶだろうなという治療法の良い点を並べたような患者説明をまずは致します

そして、ここまで明るい未来を患者さんへお見せしたのは、もう一つ理由がありまして

とても大事な事と思っております。

それは、

患者さんの‘気持ちをこの段階で決める’為です。

このあとリスクの話をするわけですが

その前に患者さんの気持ちは決まっていないといけないと私は考えております。

気持ちが固まっていないうちに、リスクの説明をしても、やはり迷いますし、

それは、前向きとは言えませんね。

また利点・欠点の話はもうすでに話してあるので、

ここで大事な事は、患者さんの気持ちを固めることにあると私は思っております。

今回の症例は、一つの例でありますが、患者説明・コミュニケーションにおいて、

私は治療法に選択肢がある場合には、必ず

この、

患者さんの気持ちを固めるポイントを設けるように意識しております。

それが治療に対して、前向きな気持ちを持っていただくことになると思っているからです。

<前向きな気持ち>

images.jpg

なぜ前向きな気持ちを持っていただく事が大事かと申しますと、

人間の‘前向きな気持ち’というのは、とてもすごいものであり、

リスクや困難をものともしない強さを持っていると考えるからです。

治療というのは、今回の欠損補綴の説明のように、一長一短であり、いい事ばかりではないわけですから、

この人間の前向きな、「よし!大変な事もあるかもしれないが、やろう!」という気持ちを持ってもらう事がどうしても必要だと思うのです。

<大変なこともあるかもしれないが、やろう!のイメージ>

imgres.jpg

そのモチベーションを患者さんに持ってもらえたならば、患者説明・コミュニケーションは成ったも同然ですよね。

是非お試しあれ、です。

今回までの欠損補綴に対する患者説明・コミュニケーションの内容をまとめますと、下の図のようになります。

<患者説明・コミュニケーションにおける欠損補綴の3択の説明概要>

利点・欠点の話3種類の欠損補綴治療の利点・欠点



患者さんのNGをみつける、よくわからなければ、一つの治療法を提示してNGを探る患者さんのNGの見つけ方



NGが見つかったらば、‘消去法’を使い選択肢を絞る→前回



患者さんが選択するであろう治療法の良いところをあげて、患者さんの気持ちを決める(利益の話)→今回



患者さんの気持ちを決めてから、その治療法のリスクを説明する(リスク)→次回(利益とリスクの説明にて利益の話を先にして、リスクの話を後にするという順番にも意味があります。詳しくは次回お話し致します。)



患者さんの了承を得て、欠損補綴の説明終了

となります。

これが私の考える欠損補綴など、選択肢がある治療法への患者説明・コミュニケーションの概要であります。

御参考くだされば嬉しいです。

今回は利益の説明に焦点を当てましたが、リスクの説明もしなければなりません。

リスクを許容してもらうはこともそうですが、リスクを覚えておいていただかなくてはならないですね。

それは、上手くいかなかった時に医療者側を守る為もありますが、それだけではありません。大抵上手くいきます。

それは、上手くいったときにさらに喜んでもらう為でもあります。

そして、患者さんが間違った選択をしている場合には、次のリスクの説明の段階で、患者さんが進もうとしている方向を軌道修正するという意味合いもあります。

さらに、さらに、リスク説明が患者さんの再初診率(リコール率)を高めることにもつながります。

患者さんへリスク説明をいかに出来るかというのは、臨床をされておられる先生方はお分かりになっていただけるかと思いますが、とても大事だと思います。

次回記事を書きたいと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。



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posted by さけいくら at 09:54 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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