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2015年06月23日

歯周病予防4/4(プロフェッショナルケア)

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

では今回よりいよいよ歯周病予防の‘プロフェッショナルケア’となります。

文字通り、プロフェッショナルケアが終わった時に、その爽快感から患者さんに‘さすがプロ!’と思われなければなりません。

当院には、前職で自費で一回のお掃除で一万円くらい喜んで払うという患者さんがいたくらい、歯のお掃除が上手な衛生士さんが保険診療で歯の清掃に当たっています。

私もやってもらった事がありますが、私にして‘さすがプロ!’と思えました。是非お得なのでお試し下さい。

では、話を戻しましてプロフェッショナルケアについて書いていきます。

以前のブログで歯石は歯磨きではとれないので、歯科医院の専門的器具でとる必要がある。「歯周病概要
というお話しをしました。

その歯石除去をプロフェッショナルケアというという話もしました。

ではどんな器具でとるのでしょうか?

下に写真を挿入します。

<超音波スケーラー>

超音波スケーラー

超音波スケーラー

<エアフロー>

エアフロー

<手用スケーラー>

手用スケーラー

<デンタルフロス>

デンタルフロス

デンタルフロス

<スーパーフロス>

スーパーフロス

スーパーフロス

<歯間ブラシ>

歯間ブラシ

<研磨剤>

研磨剤

<ブラシ・ラバーカップ上の研磨剤をつけ回転させて歯を磨きます>

ブラシ・ラバーカップ上の研磨剤をつけ回転させて歯を磨きます

たくさん道具がありますね。

逆にいうと、これだけの種類の道具を使わないと、歯の完璧な清掃は出来ないという事です。

人によっては、この内の一部しか使わなくても清掃出来ますが、人によっては全部使わないと清掃出来ません。

それぞれの使い方などは、治療にあたりますので、次回よりの‘歯周病治療’にて詳しく書いていきたいと思います。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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posted by さけいくら at 10:33 | Comment(0) | 歯周病予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月19日

歯周病予防3/4(ホームケア)

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

前回のブログはどうでしたでしょうか?
バス法スクラッピング法について書かせていただきました。

実際やってみたでしょうか?しかし、本当に良く磨けているのかわかりませんよね。これで正しいのかは誰かにみてもらわないとわかりません

そこが今回のブログのテーマになります。

ホームケアとは、家で患者さんが毎日する歯のケアの事をいいます。

<ホームケア>

ホームケア

ただ、それが正しくケアされているかを医療者側が判断しなければなりません

医療者としての思考」でもお伝えしましたが患者さんそれぞれでお口の状態は違います。

歯並びが違えば磨き方も変わりますし、歯周病の進行度によっても違います。

フロスをすべきや歯間ブラシをここは使って下さいだったり、またはうがい薬を処方しようかなど、患者さん個人個人にとってホームケアというのはさまざまなわけです。

それらを相談して、患者さんにとって最適な家での歯のケアをお伝えする事を医療者はしなければなりません。

歯は毎日磨きますし、毎日お食事します。

たとえ、歯科医院で徹底的に歯の清掃をしたからとて、その日の夕飯を食べればまた歯に汚れはつくのです。

ですので、毎日のホームケアは大事ですし、それがきちんとなされているかやその方法が患者さん本人にとって最適な方法なのかを歯科医師側は判断しなければなりません。

では、どうやってそれらを判断していくのかと申しますと、一つの指標になるのが‘PCR表’(プラークコントロールレコード)です。

<PCR表>

PCR表

これは歯の面を六面にわけて、磨き残しがある部位に赤く色を塗っております。

汚れが残っているかどうかは‘染色剤’を使いましょう。

<染色剤>

染色剤

染色剤

上の写真をみていただくと一目瞭然です。赤くなっているところに磨き残しがあります。

そして見た通りにPCR表をつけていきましょう。

そしてカラーコピーして患者さんへ渡しましょう。

そうするとどこに磨き残しがあったのか患者さんもわかります。

そしてフィードバックです。

ココに磨き残しが多いようですので、こういった方法で磨いて下さいとお話しするわけです。

例えば

「歯と歯茎の境目に磨き残しがあるようです。」→バス法をお伝えする

「歯と歯の間が全体的に赤くなっています。」→フロス(糸ようじ)の使用を進める

といった具合です。

そして、この時話して終わりにしないで次回もう一回やりましょう。

そして2回目は、完全に磨けていなくても、褒めましょう前回に比べてこんなに良くなったという具合です。

例えば、

「前回この部位にこんなについていたのに、今回はなくなっています。例えば、前回から歯磨きを頑張らなければ、きっと今も汚れがつきっぱなしなっていたわけです。前回きて、がんばってよかったですね。」

といった感じです。

そうすると患者さんの中には

「先生、次もう一回やってもらってもいいですかね。」

と聞いてくる患者さんもいます。そうでなくても、褒められてやる気にならない人はいないので、まだ磨き残しがあるからダメ、やり直しとやるよりも断然良いのです。

そもそも、歯を完璧に自分で磨ける人など一割もいませんよね。

医療者はやる気にさせる事も大事だと思います。→「動機付け

少し動機付けのポイントをお伝えすると、

ポイントは、「最初は厳しく」例:このままだと、歯周病になってしまいますよ。など。

2回目は改善点があれば「褒めましょう」

3回目はしなくてもいいですが、「おしいですね。」です。例:「あとちょっとでしたね、ただ、大幅な改善がみられます。」など。

さて、先ほど完璧に歯を磨ける人はほとんどいないと書きましたが、それは当たり前です。

なぜなら、歯磨きをしている時自分の口の中は見れませんからね。

医療者側はそのことを念頭に置いておくと、心から褒められるし、患者さんに寄り添えると思います。

ではこれ何回やればいいの?ということですが、永遠続ければ患者さんは嫌になってしまいます。

やるのは二、三回までです。もちろん患者さんが望めばやりますが、回数よりも大事な事があります。


歯磨きの是非は、‘知る、知らない’に大きく左右されます

それは前回のブログのように正しいブラッシング方法をお伝えします。

しかしそれよりも大事な事は、きちんと歯磨きを継続するモチベーションです。

その為にはゴールを決めましょう

それは、当院ではPCR20%以下です。

つまり、赤く塗られてる面の数が、全体の面の数の20%以下となっている状態です。

理由は0%にゴールを設定すると、永遠続き患者さんのモチベーションも低下してしまいます。

歯科検診などで清掃状態良好の指標はPCR20%以下となっているからです。

また、私はインプラント学会専修医ですが、インプラント治療指針には、インプラント治療を行うのはPCR20%以下が望ましいと明記されております。

一つの指標ですが、この数字を聞いて出来そうと患者さんが思える事も大事です。

そういった理由から当院ではこの数値を採用しております。

数字は状態をわかりやすくとらえる為の大事な表現です。

是非患者さんに伝えてみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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posted by さけいくら at 12:17 | Comment(0) | 歯周病予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月16日

歯周病予防2/4(ブラッシング指導)

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

前回、歯周病予防は

1.ブラッシング指導
2.ホームケア
3.プロフェッショナルケア


となるお話をしました。

今回は、ブラッシング指導について書いていきたいと思います。

歯の磨き方は、大きく分けて、虫歯を予防する磨き方と歯周病を予防する磨き方があります。

虫歯予防の為の歯磨きの方法を「スクラッピング法」といいます。

歯周病予防の為の歯磨きの方法を「バス法」といいます。

今回は歯周病予防についてですので、「バス法」に焦点を当ててお話していきます。

といいましても、この二つの歯磨き法は何が違うかと申しますと、歯ブラシを歯面にあてる角度が違うだけです。

<スクラッピング法>は歯面に90°

スクラッピング法

<バス法>は歯面に45°

バス法

となります。

あとの動かし方はほぼ同じです。そしてその歯ブラシの動かし方がとても重要となります。

では、バス法に焦点を当て、歯磨きの仕方について下記に書いていきます。

まずはじめに歯磨きのポイントを3つあげるので、よく覚えていただきたいと思います。

歯磨きのポイント3つとは

@ストロークの長さ

A歯ブラシを当てる角度

B歯ブラシを当てる強さ

です。

まず@ストロークの長さですが、私は臨床をやってきて、ほぼ歯磨きが苦手な方、磨き残しの多い方は、ストロークが長いです。



ストロークが長いと写真でわかるように歯と歯の間などに毛先が入っていきません。

ストロークは短め(一歯から二歯程)がポイントです。

<ストロークが長い>

ストロークが長い

上の写真をみていただくと、歯と歯の間など細かいところにも毛先が届いて入ります。

歯は実際凸凹しています。

ストロークを長くすると磨く面がフラットになりすぎてしまい、細かい凸凹が磨けないのです。

<ストロークが短い>

ストロークが短い

細かい凸凹を磨くには、ストロークを短く(一歯から二歯程度)です。

これは、歯磨き全般に言える事なのでよく覚えていただいた方が良いと思います。

次にA歯ブラシを歯面へ当てる角度ですが、

<スクラッピング法は90°>

スクラッピング法は90°

<バス法は45°>

バス法は45°

です。こちらの考え方ですが、

清掃効果は90°の方が高いですね。

しかし、歯面に90°だと磨けない部分が出てくるのです。

それは‘歯肉溝’です。

<歯肉溝>

歯肉溝

この歯肉溝をよく清掃することが歯周病の予防となるというのを前回までのブログにて書きました。

90°では歯ブラシの毛先が歯肉溝の中に入りません。

なので歯肉溝を磨く為に、歯ブラシの当て方を45°にするのですね。

実際の歯磨きでは、スクラッピング法とバス法を組み合わせることになります。

歯面はスクラッピング法、歯肉溝はバス法と覚えていただければと思います。

最後にB<歯ブラシを当てる強さ>です。

歯ブラシを当てる強さ

大抵の場合、強すぎる事が多いです。ここでも正しい歯ブラシ圧というのを紹介します。

学術的にいいますと、歯ブラシ圧は20gが良いとされています。

しかし、20gと聞いてピンとくる患者さんはあまりおられないと思います。

そこで私が良く患者さんへお伝えするのは、

「爪を爪で押して下さい。」

です。下の写真をみて下さい。

<通常の爪>

通常の爪

<爪を爪で押すと白くなる>

爪を爪で押すと白くなる

爪を爪で押すと、白くなりますね。

ブログをお読みの皆様は、実際やってみて下さい。

白くなると思います。この時の圧力が約20gなんですね。


こうお話すると、患者さんもわかりやすいです。そして、患者さんはみなさん次のように感想を述べられます。

「思ったよりも軽い力でいいんですね。」

そうなのです。この感覚が大事なので、是非上の写真のように‘爪を爪で押してみて下さい’。

最近、教科書的な事が多かったのですが、やっとインターネット歯医者さんの得意な教科書的でない事をお伝え出来ました。

この方法は是非お試しあれです。

最後にバス法をまとめますと

1.ストロークは短く(一歯から二歯程度)

ストロークは短く(一歯から二歯程度)

2.歯面に当てる角度は45°

歯面に当てる角度は45°

3.歯ブラシ圧は20g(爪を爪で押して白くなる程度の圧力)

歯ブラシ圧は20g

となります。

この正しい歯磨き法、是非お試しあれです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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posted by さけいくら at 17:43 | Comment(0) | 歯周病予防 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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