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2015年02月08日

咬合採得2/2(失敗例)

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

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動画:インターネット歯医者さん〜実践編〜目次「患者さん」参照


前回、咬合採得の教科書的な事について書きました。


今回は、単純なようにみえて、臨床で起こる咬合採得失敗例について書きたいと思います。


例えば、よく起こる咬合採得の失敗例はこんな感じです。

<反対側が噛んでない>

反対側が噛んでない

左側だけ噛んでいて、右側は噛んでなくてあいています。

咬合採得は下の写真の状態の咬合関係をとります。

<左右共に噛んでいる>

左右共に噛んでいる

専門的にいうと中心咬合位ですね。歯がかみ合っている状態です。

ただ、人間は食べ物を噛んだり、要は食事の際、食べ物をすりつぶす時に中心咬合位ではなく、偏心位といって、最初の写真のように噛みます。

ですからパラフィンワックスを挟んで噛んで下さいというと、患者さんは最初の写真のように噛む事があるわけです。


この時、だいじなことは患者さんはパラフィンワックスを噛んで下さいと言われたので、自然に噛んだまでで、最初の写真のようになってもイラっとしない事です。

最初に「両方の歯で噛んで下さい」と医療者側が言うべきです。

もしくは、反対側の頬を少し引っ張って意識を反対側にも向けさせる。

<反対側の頬を少し引っ張る>

反対側の頬を少し引っ張る

もしくは反対側の歯の頬側面に指を沿わせる。

<反対側の歯の頬側面に指を沿わせる>

反対側の歯の頬側面に指を沿わせる



それでも両側で噛めない人もいます。

普段自分がどんなふうに噛んでいるかなど考えながら噛んでいる人はほとんどいません。

くれぐれも確認しますが、仕方ないのです。

その時は、パラフィンワックスの形状を下の写真のものに変えましょう。

<反対側も噛む形態>

反対側も噛む形態

これでも咬合採得出来ない場合は、患者さんに練習してもらってから再チャレンジしますが、パラフィンワックスが硬くないかかくにんしてみてください。


パラフィンワックスを熱して軟化させますが、軟化が不十分であると硬いところに歯が噛み合った時ズレる事があります。

ですから充分軟化させましょう。

因みに当院ではパラフィンワックスを温めて軟化させる時に‘お湯’を使います。

<お湯の中に入れる>

お湯の中に入れる

理由は火で軟化させると、ポタポタワックスが溶けて下に落ちますでしょう。

<溶けたワックスが落ちる>

溶けたワックスが落ちる

また、一様にワックスが柔らかくなりません。

お湯で軟化すると便利ですよ。是非お試しあれです。

<お湯で軟化させている状態>

お湯で軟化させている状態

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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posted by さけいくら at 19:24 | Comment(0) | 咬合採得 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

咬合採得1/2(方法)

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

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前回までは印象についてお話していきました。→「連合印象6

ただ、印象つまり型をとっただけでは、詰め物(インレー)や被せ物(FMC)は作れません。

つまり歯は咬むものですので、どのように咬ませるかわからないと詰め物や被せ物は作れないわけです。

その‘どのように’咬ませるかというのを型にとる事を「咬合採得」と言います。

まずは教科書的な事をお伝えします。

ユニットを起こし、座位で座った状態で咬む位置、をドクターが確認します。

<ユニットを起こす>

ユニットを起こす

<座位>

座位

<噛む位置確認>

噛む位置確認


そして、 パラフィンワックス(下写真)を熱して柔らかくしておきます。

<パラフィンワックス>

パラフィンワックス

一度口を開けていただき、柔らかくしたパラフィンワックスを歯の咬む面(咬合面といいます)にのせ、先程確認した噛み合わせまで噛んでいただきます。

<パラフィンワックスをはさんで噛んでもらう>

パラフィンワックスをはさんで噛んでもらう

パラフィンワックスは柔らかくなっているので、ガムを咬むように患者さんは歯と歯が接するまで咬むことができます。

<歯と歯が接するまで噛む>

歯と歯が接するまで噛む

患者さんに噛んでもらった後、最初に確認した噛み合わせの状態になっているのを確認したら、風をかけて冷やします。

パラフィンワックスが固まったらはずして、終わりです。

<咬合採得完了>

咬合採得完了

咬合採得出来ました。

と教科書はありますが、中々実際にやると難しい場合もあります。

次回は咬合採得の失敗例を例にあげて咬合採得について掘り下げてお話していきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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posted by さけいくら at 10:49 | Comment(0) | 咬合採得 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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