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2015年01月11日

抜歯8/8(残根抜歯4)

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

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動画:「抜歯」

残根抜歯に補足がありましたのでお伝えしたいと思います。

それは前回までは、単根を想定してお話してきましたが、大臼歯など複根の残根抜歯です。

<大臼歯は根っこが複数ある>

大臼歯は根っこが複数ある

例えば、上顎の大臼歯は歯根が3本あり、各々が違う方向を向いているので、一塊で抜けない事があります。

<上顎大臼歯は3根ある>

上顎大臼歯は3根ある

ではどうするかといいますと、分割しましょう。

<黒い線に沿って分割する>

黒い線に沿って分割する

こうすれば単根の残根抜歯となります。

さらにバーで削った分スペースが出来るので、あれだけ動かなかった歯が分割した途端驚く程簡単に抜けますよ。

分割の仕方は、教科書的にはヤリ状バーで切断していきますが、私のやり方もご紹介しておきます。

といっても大した事ではないのですが、私の場合最初にラウンドバーを使います。

<ラウンドバー>

ラウンドバー

そして、歯の髄床底をよーく見ると、ラインがあるのに気付かれると思いますがこのラインが重なる中心があります。

<髄床底のライン>

髄床底のライン

ここが根と根の又の部分にあたります。

<根分岐部>

根分岐部

このポイントを穿通させましょう。

ラウンドバーを最初使用するのは、ヤリ状バーの先端は削れないのと、方向を誤ってしまう可能性があるからです。


インプラントのスターテイングポイントをラウンドバーで行うように、分割のスタートポイントもラウンドバーでやる方が私はやりやすいです。

そして、分割の際どこにカツを入れるか迷うところですが、この根管と根管をつなぐラインが合わさるところ、要は中心をスタートポイントの目安にして分割していただくと分かり易いと思います。

<分割写真>

分割写真

分割写真

これで、長かったですが、抜歯編は一度終わりです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
タグ:分割 歯科 抜歯

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posted by さけいくら at 10:18 | Comment(0) | 抜歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月09日

抜歯7/8(残根抜歯3)

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動画:「抜歯」


また残根抜歯の続きです。

前回はへーベルを持つ手と反対側の手を歯に沿わせ、「へーベルが滑らないようにする」そして
「力をかける方向を微調整する」また「左手の指を支点にしてへーベルからかける力を下から上方向にする」

などとても大事なことをお伝え致しました。

そして今回はもう一つの左手の役目です。

それは、せっかく動いて、エレベーターで「上に上がってきた歯をその位置から戻らないように固定する」
ということです。

例えば、ヘーベルを使いやっと歯が上がってきたのに、ヘーベルを離すとまたもとの場所に戻ってしまうといった事がよくあります。

<へーベルエレベーター>

へーベルエレベーター

せっかく右の絵のように、少し歯が上がってきても、へーベルをNo5からNo3に持ち替えるなど
へーベルを離すとまた左の絵の位置に戻ってしまうときがあります。

なので、右の絵の状態で反対側の手は歯が動かないようにを保持します。

そこから再度ヘーベルをかけると、さらに抜けやすくなりますよ。

まとめますと、ヘーベルを持つ反対側の手は

1.ヘーベルがすべらないようにする為
2.力をかける場所や方向の微調整をしたり、下から上方向に力の向きを変える
3.せっかく動いた歯が元の位置に戻らないように動いた場所で保持する

という大事な役目があります。

http://dentmarron.seesaa.net/article/397957892.htmlでも反対側の手、つまり左手の重要性に関してお話していきましたが、この左手の使い方について書いてある教科書はほとんどないと思います。

ただ、上記に書きましたようにとても大事なのです。

私が元々左利きだからというわけではなく、左利きだから教科書に載っていなくても‘気づけた’までで、大事な事には変わらないと思います。

そして、ビリヤードなどでも右利きの人も皆さん左手で方向を定めるように、

やってみると案外簡単です。是非お試しあれ、です。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 22:34 | Comment(0) | 抜歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月08日

抜歯6/8(残根抜歯2)

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動画:「抜歯」


では「残根抜歯」の続きです。

前回は‘場’の作り方、つまり歯根の境界線をはっきりさせる事周りの顎骨が歯根よりも下にきていないといけないというお話をしました。

この‘場’を作る為に、場合によっては歯肉を剥離したり、骨を少し削る事も必要です。

そして、今回は場を作ってからどうするかですが、まずは前回もお話しましたが、先の小さい器具を使いましょう。

そしてポジショ二ングはこうです。

<右手で抜歯する場合、左手は添える>

(注:私ではありません)
右手で抜歯する場合、左手は添える

つまり、ヘーベルを持つ手と反対の手は出来るだけ写真のように添えます。

これは、やはり残根抜歯は滑りやすいので安全の為もありますが、他にも意味はあります。

まず、反対側の手指で歯が動いているか感じる事が出来るのと、下から上への力をかける事が出来ます。

ヘーベルは基本的には上から下へ押す方向に力をかけますが、残根抜歯の場合は、下から上への力もかけると抜けやすいです。

これらを片方の手のみでやるのは物理的に無理です。

反対側の手指も添える事で、一方向だけの力ではなく、色々な方向へ力をかける事が出来ます。

力自体の調整はヘーベルを持つ手で行いますが、力をかける方向の調整は反対側の手で行います。

ビリヤードに例えるとわかりやすいかもしれません。

<ビリヤード イメージ>

ビリヤード イメージ

上の写真を見ていただくと、右手でキューをもち、左手で方向を定めていますね。

抜歯をする場合は、ひとつ覚えていていただきたい事が、「抜けるポイント」があるということです。

抜けるポイントとは、歯のこの場所、この方向に力をかけると抜けるという場所が、各々の歯であります。

それらを探る時に、ヘーベルを持つ反対側の手は多いに役立つわけです。

反対側の手で微調整をしながら、色々な場所、方向にヘーベルをかけていき、順々一周していきます。

私は前回のブログにも書きましたように、近心頬側から始めます。

そして一周していく間に歯が少し動くポイントがほとんどの場合あります。

そこが‘抜けるポイント’です。

その場所が見つかりましたら、そこから少し大きくヘーベルを回転させたり、下に力をかけます。

そうすると大抵の場合歯は上に上がってきます。

歯が少し上に上がってきましたら、そこから沿わせた反対側の指を支点に下から上へと力をかけます。

具体的にいいますと、下の写真のようにします。

<指または骨を支点にへーベルを倒し、上向きの力をかける>

指または骨を支点にへーベルを倒し、上向きの力をかける

これで大抵抜けると思います。是非お試しあれです。

次回は反対側の手のもう一つの意味について書こうと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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posted by さけいくら at 22:38 | Comment(1) | 抜歯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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