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2016年03月01日

虫歯の削り方5/10「第一段階(タービンを使用しなければいけないわけ)」



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今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
動画「虫歯除去」


では今回より、虫歯の削り方を使用するバーの種類三段階に分けて書いていきたいと思います。

今回は第一段階「タービン用の小さいラウンドバー」虫歯のエナメル質部分を除去する方法をご紹介させていただきます。

絵で書きますと下の写真の矢印の部分を除去していきます。

<タービン用のラウンドバーで削る部分>

タービン用のラウンドバーで削る部分

削る範囲にエナメル質がある場合は、コントラハンドピースでは削れません

<削る範囲にエナメル質が存在>

削る範囲にエナメル質

上の写真を見ていただくと、小さいラウンドバーでも直径というのが存在しますので、エナメル質と象牙質の境目を削る際は、バーはエナメル質・象牙質の両方に当たります

<ラウンドバーの直径(青い○)の範囲がエナメル質・象牙質にまたがる>

ラウンドバーの直径(青い○)の範囲がエナメル質・象牙質にまたがる

その際、コントラハンドピースではエナメル質部分が削れませんので、エナメル質が存在する部分より深くバーが削れていかないわけです

エナメル質が存在する部分までしか削れない

そして、以前ブログで書きました「虫歯の進行の仕方」を思い出して欲しいのですが、

虫歯はエナメル質から象牙質に侵入した時に、象牙質はエナメル質より柔らかいので、横に広がって進行していきます。

<虫歯は象牙質に到達すると横に広がる>

虫歯は象牙質に到達すると横に広がる

ですので、エナメル質と一緒に削らないと下の写真の矢印の部分が削れないわけです。

<エナメル質も一緒に削らないと、ここの虫歯が取りきれない>

エナメル質も一緒に削らないと、ここの虫歯が取りきれない

エナメル質も一緒に削る為には、タービンを使用するしかないわけですね。

<エナメル質部分が含まれる軟化象牙質はタービンで削る>

エナメル質部分が含まれる軟化象牙質はタービンで削る

これが第一段階です。

では、実際どのように削るかを次回お話していきます。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 08:16 | Comment(0) | 歯の削り方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月25日

虫歯の削り方4/10(軟化象牙質を削っているときと健全象牙質に当たった時の感覚の違い)



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今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
動画「虫歯除去」


前回は虫歯を削る際のバーの種類と順番をお伝え致しました。

今回は、実際に削ったときのお話をしていきたいと思います。

まず、タービンコントラハンドピースという、そもそもバーをつける道具の違いから御説明します。

<タービン>

タービン

<コントラハンドピース>

コントラハンドピース

タービンは形が長くスマートです。対してコントラハンドピースは形が短く、少し太いです。

良く歯科医院にて、チュイーンと鳴っているのがタービンです。対してコントラハンドピースはシューという音で、やられている時はゴトゴト振動を感じます

昔私が子供の頃、歯科で治療を受けている時は、チュイーンと削る道具は怖くて、ゴトゴト削る道具に変わると安心したという記憶があります。

実は、歯科医師は2種類の削る道具を使い分けているのです

どう違うかと言いますと、回転数が主に違います。

タービンの回転数は40〜50万回転、コントラハンドピースは早くて3万回転です。

10倍以上も違いますね。

どう使い分けるかというと、虫歯の除去に関してですが

タービンはエナメル質部分の削除

コントラハンドピースは軟化象牙質部分の削除

に私は使用します。

タービンならなんでも削れるのだから、タービンを使用して全ての虫歯を除去される先生もいらっしゃると思います。それはそれで削れるのだから良いと思います。

ただ、私の方法もお勧めなので、お伝え致します。

まず私の虫歯除去にて、‘肝’となるのが、コントラハンドピースにラウンドバーをつけて軟化象牙質を削って行く時の手指に伝わる感覚です。

<コントラハンドピースにラウンドバーをつける>

コントラハンドピースにラウンドバーをつける

<伝わる手指の感覚>

伝わる手指の感覚

軟化象牙質は柔らかくて、健全象牙質は硬いです。この違いがタービンですとわかりづらいのです。

下の写真の<軟化象牙質の断面図>を例にまずは軟化象牙質の除去について御説明致します。

<軟化象牙質の断面図>

軟化象牙質の断面図


こちらをコントラハンドピース+ラウンドバーで削って行くと、軟化象牙質は柔らかくドンドン削れますが、健全象牙質に当たると硬くてあまり削れなくなります。

<軟化象牙質はドンドン削れる>

軟化象牙質はドンドン削れる


掘り進めていくと、健全象牙質に当たりますが、そこはコントラハンドピース+ラウンドバーですと、硬くてあまり削れなります。

ただ、健全象牙質は削る必要はないので、削れなくて良いわけです。

<コントラハンドピース+ラウンドバーだと健全象牙質は硬くてあまり削れない>

健全象牙質は硬くてあまり削れない

軟化象牙質を削っていき、コツッと健全象牙質に当たる

軟化象牙質を削っている時と健全象牙質に当たっている時の感覚の違い

この感覚を身に付けることをお勧め致します。

タービンですとこの違いがわかりづらいのですが、コントラハンドピースですと、この違いは明白ですので、是非お試しあれです。

感覚の違いを感じるコツは、少し圧をかけて軟化象牙質を削っていくことです。


どのくらいの圧力をかけて軟化象牙質を削っていくのか?

回転数はどのくらいにするのか?

ちゃんと虫歯がとれているのか?


虫歯検知液を使用して確認しながら、御自身が使っているユニットのパワーによって色々試してみていただければと思います。

ちなみに私は、コントラハンドピースの回転数最大でいきます。

普段使っているユニットの種類、コントラハンドピースのパワーや回転数は皆様方で様々ですが、軟化象牙質の硬さや健全象牙質の硬さは人間大差ありません

是非とも歯科医師として、それらを削っている時の手指の感覚をインプットしてみてください。

必ず役に立ちます。是非お試しあれです。

次回より、今回の記事内容をふまえ、虫歯除去を3段階に分けて御説明していきたいと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 08:39 | Comment(0) | 歯の削り方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月23日

虫歯の削り方3/10(使用するラウンドバーの種類と使用する順番)



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今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
動画「虫歯除去」


前回は虫歯の進行の仕方、削る際に使うバーはラウンドバーが良いと思います。というお話をしました。

そして、私は下の写真の種類のバーを使用します。

1.小さいラウンドバー(タービン用)

小さいラウンドバー(タービン用)

2.大きいラウンドバー(コントラハンドピース用)

大きいラウンドバー(コントラハンドピース用)

3.小さいラウンドバー(コントラハンドピース用)

小さいラウンドバー(コントラハンドピース用)

ではどの順番で使用するでしょうか?

といった問いで前回は終わりました。

今回はその続きになります。

先に答えをお伝えします。

私なりの答えは、

1.<小さいラウンドバー(タービン用)>

2.<大きいラウンドバー(コントラハンドピース用>

3.<小さいラウンドバー(コントラハンドピース用)>

です。最初の写真の順番通りに使用していきます

1.はエナメル質部分を削る際に使用します。

<エナメル質部分の虫歯>

エナメル質部分の虫歯

2.は大まかに軟化象牙質を削る際に使用します。

<軟化象牙質>

軟化象牙質

3.は2を使用した後、残った軟化象牙質を削る際に使用します。

<軟化象牙質の大きいラウンドバーでは取れない部分>

大きいラウンドバーでは取れない部分

そして、上の道具を使用して虫歯を削っていくわけですが、実はその時の手指の感覚がとても大事になります。

<虫歯を削る時の手指の感覚>

虫歯を削る時の手指の感覚

次回、その「削っている時の手指の感覚」についてから、詳しく説明して行きたいと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 07:19 | Comment(0) | 歯の削り方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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