この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

→動画:「支台歯形成」
前回までで、スライスカット、クリアランス確保、頬側・舌側が終わって、下の写真のようになっています。
<前回までの状態>
そしてここから
3.四隅の隅角の丸め
4.フィニッシュラインの形成
を行い、完成です。

→「インターネット歯医者さん〜実践編〜」
さて、僭越ながら皆様は何処に、上手く削れない場所が出来やすいとおもいますか?
私は、この隅角部分でした。
それは、あまりよく見えないからですね。
削ってるつもりが、歯肉縁下まで削れていなかったなどが私の場合はありました。
このように、支台歯形成はいつも上手く削れない部分が人によってありますので、御自身のクセなどを把握しておくと良いと思います。
そして、その部分を形成するときはよーく見ましょう。
また、形成後の模型を良くみる事がメチャクチャ大事です。
それを毎回やるだけでも、腕は上がると思います。
さて隅角の形成です。
バーはここからはやり状バーを使います。
<ヤリ状バーを使う>
下の写真のようにタービンを動かします。上の写真と交互に見てください。
<タービンを隅角を丸めるように動かす>
動かし方はシュッ、シュッ、シュッと
スピーディにですよ。→支台歯形成3参照
これを四隅ともに行います。
すると下の写真のような形態になります。
<隅角形成後>
ほぼこれで出来ているように見えますが、私はここから歯肉縁下0.5mmにフィニッシュラインを設定し、形成します。
バーの横が歯肉に沿うように、全周をグルッと回します。
この時に、ほぼバーに抵抗を感じない状態まで前の段階で形を作っておくことが大事です。
抵抗を感じたら、そこは一旦手を止めてよくみましょう。
グルっと一筆書きで形成するのが難しい場合は、面によって分けてやってもいいです。私もそうする時も多いです。
しかしフィニッシュラインを形成する時はストロークは長めを意識してみるといいと思います。
また、フィニッシュラインを形成するのはほぼ形が出来上がってからです。
最初からマージンをめがけて、形成していくと、縁下が深くなりがちになります。
どの形成も歯肉縁ギリギリまでで、形をほぼ完成にして、そこから歯肉縁下にフィニッシュラインを作るのが、血も出づらいですし、キレイに出来ると思います。
補足:想定とは若干違いますが、歯肉縁下にバーを入れる場合はスーパーファインを使うといいときもあります。また今回は圧排糸は使わない想定です。
<スーパーファインのヤリ状バーを使用>
これらを心がけてやってみると良いと思います。
因みに私はですが、この支台歯形成7の処置を行う時は、肘張ってることが多いです。
そして完成写真です。全ての面がスムースに、シャープに、それでいて尖がっているところがないように支台歯形成を行います。
<支台歯形成完了 咬合面>
<支台歯形成完了 軸面がスムース>
長かったですが、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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