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2016年08月09日

CR治療25/28「形態修正:カーボランダムポイントでベベル部を形態修正する方法」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。


今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
動画「CR治療」


今回が‘形態修正’の最後になります。

今まで、歯肉側マージン隅角部、と行なってきまして、

あとは今回のベベル部を行えば、形態修正は完了です。

<ベベル部のオーバー(小さい矢印)を除去する>

ベベル部のオーバー(小さい矢印)を除去する

使用するのはカーボランダムポイントで、‘ココ’の部分になります。

<ベベル部形態修正時に使用する場所>

ベベル部形態修正時に使用する場所

ベベル部の形態修正は、オーバー充填部を歯面に‘移行的’‘ならし’境目をわからなくするのが目的です。

使用するカーボランダムポイントの場所は、上の写真のようにカーボランダムポイントの半分より上の部分を当てるイメージです。

では動かし方はどのようにすると良いでしょう。

‘移行的’に‘ならす’わけですから

まず、歯面の湾曲をキチンと意識しなければなりません。

<歯面の湾曲>

歯面の湾曲

そして、‘ならす’とは下の写真のようにすることですが、

<ならすとは>

カーボランダムポイントをCRから歯の面の方向に動かすべきでしょうか?

それとも歯からCRの方向に動かすべきでしょうか?

答えは、CRから歯面の方向に動かすです。

<ならす時はCRから歯面の方向に動かす>

これはなんでもそうですが、面をキレイにしたい時や移行的にしたい時は、オーバー部から合わせたい方に動かします。

<オーバー部から合わせたい方向へ>

さらにそんなに意識的にはしていませんが、力のかけ具合も微妙に違います

たいていの場合、ベベル部のオーバーの形は、下の断面図の写真のようになります。

<ベベル部のオーバーの形>

当然ですが、力のかけ具合は、微妙になんですが、下の写真のようになります。

<力のかけ具合>

つまり、ベベル部の歯面に向けて、CRは薄くなる為かける力を弱くするということです。

なのでまとめますと、ベベル部の形態修正のカーボランダムポイントの動きには2種類ありまして、

まず、歯の唇側面の湾曲に合わせて、左右に動かす、下の写真のような動き

<唇面の湾曲に合わせた動き>



ベベル部を移行的にする動きです。

<ベベル部を移行的にする動きです>

この二つの動きにて、そして、力のかけ具合を調節しながら、形態修正をして、どこをCRで詰めたかわからなくなるようにしていきます。

因みに、力のかけ具合の話を先ほどしましたが、基本的に形態修正では力は全体的にかけません

力をかけすぎると、カーボランダムポイントでも歯の表面は思ったよりも削れてしまいますので、注意が必要です。

充填の時にほとんど形を作ってしまい、この形態修正では、歯の湾曲や隅角の角度を崩さずに、CRと歯面の境目をなくすくらいに考えていただけるとよいかと思います。

<形態修正完了>

これにて、形態修正は完了です。

チェックポイントとしては、

1.歯肉側マージン部の歯肉溝にスーパーファインの先が全周入るか

2.隅角の豊隆や角度が元の歯と同じか

3.ベベル部の境目が、どこからが歯でどこからがCRかが、わからなくなっているか

です。

全てのチェック項目がクリア出来ていれば自然ときれいに出来ていると思います。

是非お試しあれ、です。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 07:35 | Comment(0) | CR治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月08日

CR治療24/28「形態修正:カーボランダムポイントで隅角部の形態修正を行なう方法」



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今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
動画「CR治療」


形態修正は2段階で行なっていきますが、前回までで第一段階の説明が終わっています

今回より、第二段階の「カーボランダムポイント」にて、隅角豊隆部ベベル部分のオーバーを削除、形態修正をしていきます

<隅角豊隆部とベベル部>

隅角豊隆部とベベル部

さて、どちらから形態修正していきましょう?

私は、隅角豊隆部の角度を元の歯の角度と同じくするところからはじめます。

<隅角の角度を元の歯と同じくする>

隅角の角度を元の歯と同じくする

充填の際に、そのように留意しております→が、まだ完璧ではありません。

それを、この形態修正で完璧にするべく、カーボランダムポイントにて形や角度が移行的になるようにします。

この際、カーボランダムの‘形’が一つのポイントになります。

形は、丸いのよりも、シャープな形のものを選択されると良いです。

<丸い形×>

丸い形×

<シャープな形○>

シャープな形○

そして、隅角部を形態修正する時は、カーボランダムの‘ココ’の部分を使用するイメージを持つと良いかと思います。

<隅角の角度を合わせる時に使う部分>

隅角の角度を合わせる時に使う部分

半分より先の部分を当てるイメージで下の写真のように動かしていきます。

<隅角形態の際の動かし方>

隅角形態の際の動かし方

ポイントは、カーボランダムポイントは回転数は全開で良いのですが、当てる圧力によって、削れる量が変わってきます。

隅角の豊隆を残したいわけなので、豊隆部に力はあまりかけません

<隅角の豊隆部(青い四角で囲った部分)>

隅角の豊隆部(青い四角で囲った部分)

この青く四角で囲った部分には圧力をかけないように、下の写真のようにカーボランダムポイントを動かすのです。

<カーボランダムポイントの力のかけ方>

カーボランダムポイントの力のかけ方

このように当てる圧力にを微妙に変えて、形態修正をしていくのも、カーボランダムポイントの使用で大事なことですので、是非お試しあれ、です。

そして、隅角の角度が‘色々な方向から見ても’元の歯と同じで移行的になっていれば、こちらは完了です。

<完了時:同じ角度で移行的>

完了時:同じ角度で移行的

次回はベベル部の形態修正について書いていきます。

同じように、カーボランダムポイントの使用する部分が違いますので、注目していただければと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 07:51 | Comment(0) | CR治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月04日

CR治療23/28「形態修正第一段階、歯肉側マージン部完了」



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動画「CR治療」


前回までで、形態修正第一段階にて使用する「スーパーファイン」の当てる‘角度’‘動かし方’について書いてきました。

さて、ではどうなれば、形態修正第一段階完了なのでしょうか?

それは、マージン部全周にわたって、下の写真のようになっていたら完了です。

<第一段階完了>

第一段階完了

スーパーファインの先に注目してください。

スーパーファインの先が歯肉溝に入り見えないですよね。

全周にわたってこの状態になっている状態第一段階完了ということです。

どういうことかともうしますと下の写真をみていただくとわかりやすいかもしれません。

<第一段階断面図>

第一段階断面図

スーパーファインの先は歯肉溝に入っていますので、外からはスーパーファインの先は見えないはずですね。

つまり、きちんと歯肉側マージンを移行的にするには、歯肉縁下にスーパーファインの先が入らなければならないわけです。

しかし歯肉を傷つけたくもありませんね。

なので、「スーパーファイン」を使用するのです。

スーパーファインには刃がついていません

<スーパーファイン>

スーパーファイン

触れているだけでは歯茎からも出血しませんので、是非お試しあれです。

深さは、そんなに深くしなくて良いです。

スーパーファインの先が少しでも入っていれば良いです。

あとは動かし方ですが、‘スーパーファインは一方向に当てる’が基本でしたね。→前回

まず、歯肉溝は最初CRでふさがっているので、スーパーファインで歯肉溝まで貫通させなければなりません

<最初CRでふさがっている>

最初CRでふさがっている

<スーパーファインで貫通させる>

スーパーファインで貫通させる

その後一方向にのみタービンを動かすのです。

<一方向へ進める>

一方向へ進める

先ほど、貫通させるといったことを言いましたが、スーパーファインの先は削る機能がほとんどない為、

どうするかといいますと、

ヤリ状のバーの特徴ですが、

‘切るように削る’

でしたね。→痛くない歯医者1(削り方)

これはスーパーファインにも応用可能です。というかスーパーファインはこのようにしないと削れません。

つまり、横からの絵で説明しますと下の写真のようにスーパーファインは動かします。

<スーパーファインの動き横から見た図>

スーパーファインの動き横から見た図

このように歯肉縁下まで貫通させて一方向に動かして、歯茎の外を通って、最初へ戻り、同じように一方通行で、抵抗がなくなるまでタービンを動かします

残りの部分は反対方向に一方通行ですね。

<反対側>

反対側

これにて、形態修正第一段階(歯肉側マージン部のCR充填オーバーを除去する)が完了です。

<第一段階完了>

第一段階完了

次回より、第二段階(隅角の豊隆角度とベベル部のCR充填オーバー部を除去する)に移ります

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 07:48 | Comment(0) | CR治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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