スポンサーリンク

2016年02月09日

怒られた時の対処法1/2



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

今回、「思考編」を挟みたいと思います。

突然ですが、学校では

「怒られることはしないように、怒られてはいけない」

というふうに教えられますね。

<学校で怒られるイメージ>

学校で怒られるイメージ

しかし

社会に出ると、もしくは歯科は職人肌的な側面が強いので、

セカンドドクターとして働いていると、ファーストドクターから怒られる事もあるかと思います

しかも、学生時代に怒られなかった人も社会に出ると例外なく怒られる時がきます

<怒られるイメージ>

怒られるイメージ

実の実は、学校と社会とは違うのです。

そんな事知っているよという方も多いかと思いますが、

なにが違うでしょうか?

誰だって怒られるのは嫌ですね。そこは同じです

私だってそうです。

怒られたくないから、頑張っている面も確かにあります。

ただ、社会に出ると、真面目にがんばっていても怒られる時があるのです

<真面目にやってても怒られる>

真面目にやってても怒られる

今まで自分が良かれと思っていたことであっても、、

それはしなくてもいい、だったり。

そんなことより、こっちを優先しろよ!優先順位が違うんだよ、優先順位が!

とか

おまえ、ふざけんなよ!

などと言われることだってあるかもしれません。(私は実際言われた事があります)

新社会人は多かれ少なかれ、これらの洗礼を受けます

今までの自分を否定されたようで、自分のアイデンティティはボロボロです。

学校で習った、悪い事をしているわけではないのに怒られるわけです

学校と社会ではルールが違いますので、多かれ少なかれ誰にでもこの洗礼はありますが、

特に注意ですが、学生時代優等生であればあるほど、ダメージを受けます

<怒られてダメージを受ける>

怒られてダメージを受ける

そして、

その時に、学校では怒られてはいけない、と教えられているので、

怒られた自分はダメなんだ、社会からいらないと言われているんだ、必要ない人間なんだ・・

と思う人がいます。

または、今まで真面目にやってきたのに・・、学生時代自分の方が上だと思っていたのにアイツの方が上司から気に入られてる。

しょせん、世渡りのうまいやつや、要領の良い人がうまくいくんだ。

世の中世知辛い、真面目に生きてるとバカをみる・・

と自暴自棄になる人もいます。

世の中や社会が悪い!と思う人もいます。

自分も悪い事をしてやろうと思う人もいるかもしれません。

中には、体調を崩し会社を辞める人もいます

皆、一様にやんごとなき理由があります

話を聞くと、そりゃあ仕方ない、大変だったねという事がほとんどです。

そして、私より年上の人生経験のある方に上からものを言うつもりは毛頭ありませんが、

私の見解をお伝えしますと、全部思わなくて良いです。

そう思わない為の対処法を次回お伝え致します

御興味のある方は、次回も読んでみて下さい。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。





インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆のお知らせ〜

ブログの目次や全ての一般歯科動画が見れるなど特典がありますので、ご登録がまだのお方はどうぞ下記のフォームからご登録いただけると嬉しいです。無料です。

無料メルマガの説明動画はこちら

「インターネット歯医者さん」無料メルマガ登録はこちら→「インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆」

posted by さけいくら at 09:47 | Comment(0) | 思考編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月15日

思考編「できるセカンドドクターとは?」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

さて前回、「セカンドドクターが持ち患者さんを担当するまで」の流れについて書きましたが、

ファーストドクターから見て、出来るセカンドドクターとはどんな先生をいうことが多いと思いますか?

<師匠と弟子イメージ>

師匠と弟子のイメージ

私や私の周りにいる先生の意見ではありますが、御興味がございましたら是非続きをお読み下さい。

ただ、その前に一つお伝えしておきたいと思います。

自分でも‘偉そうに’とは思っていますし、普遍的かどうかは今回のテーマはさらにわかりません。ファーストドクターの性格にもよるかもなとも思います。

ただ、私の年代になると同期はほとんどファーストドクター(院長)になっています

これからのお話は、

彼らからの話というかグチといいますか、それらを私なりの意見を加えてまとめたものです

では本題へいきます。

<ファーストドクターとセカンドドクター>

ファーストドクターとセカンドドクター

前回、インレー治療(除去も含め)を例に、‘セカンドドクターが持ち患者さんを担当するまで’の‘流れ’を書きました

ここで大事なことは

その‘流れ’はインレーや虫歯治療に限らず、全ての処置に当てはまるということです。

それは‘診断’ひとつとっても、挨拶からはじまり、電話の応対患者さんのユニットへの受け入れ方問診の仕方、視診、触診、X線診・・などが‘下準備’にあたり、最後の‘仕上げ’がファーストドクターによる‘診断’となるわけです

スケーリングなども、補綴を前提としていたら下準備にあたりますよね。

処置に及ぶ前の、患者さんとの信頼関係を築く(専門用語でラポールをとるといいます)というのも下準備に当たります。

そして、たとえ持ち患者さんをもらってもそれで終わりではなく、その先の治療計画のたて方、患者人数が増えてきた時の現場の回し方、危機管理能力の高め方、医院の管理の仕方へと・・それらもファーストドクターになる前の下準備といえます。

いわゆる‘できる’セカンドドクターというのは、この何段階にも渡る‘下準備’項目を次々にクリアしていく人です

<段階をクリアする>

段階をクリアする

しかもファーストドクターのやり方で、というのがミソです。

いうなれば、患者さんを呼んでユニットに座らせるなんてのはだれでも出来ます

ただ、その医院のやり方があるはずです。

問診している時に、ファーストドクターは患者さんの右側2時の方向にいるのか、4時の方向にいるのか、目線の高さはどうしているのか・・

それら細かいところまで、観察して下準備を進めていってくださればと思います。

<よく見る>

観察する

結構プレッシャーをかけてしまったかもしれませんが、

別に最初から出来なくて良いのです。

そして、ファーストドクターも助け舟を出してくれる事がほとんどです。

違うやり方をしていたら、医院の責任者も困ってしまうので、うちのやり方はこうするんだよ、と必ず言ってきます


ただ、仮歯を30分かけて作ってもうまくいかなかったとしましょう。

2度目に挑戦させた時に同じように上手くいかず、かつ‘練習した様子も改善もみられなかった’場合は、

残念ながら、ファーストドクターはこう思います

「教えたのに・・」「覚える気がないのかな」「前回、その処置が上手くいかず、周りや患者さんに迷惑をかけたのになんとも思ってないのかな」「人間的に問題あるんじゃないの」「教えるの嫌だな」

となります。

なので、せめて練習はしましょう

<練習する>

練習する

たとえ、2度目も出来なくても改善が認められれば、ファーストドクターはこう思います

「まだまだだけど、頭ではわかっているようだ」「必ず出来るようになるだろう」「この先生をもっとよくしていくにはどうすればいいだろう」「助けになりたい」

といった考えになります。

一番やっかいなのは、自分はもう出来るからと一切ファーストドクターの言うことを聞かない先生です。

ファーストドクターはどう思うかというと

「無視だな・・」「自分の治療の邪魔になる」「ここにいないで開業すればいいのに」

経営者はどう思うかというと

「早く辞めてくれないかな」

くらい思うかもしれません。

厳しいようですが、プロの世界での経験に皆、誇りと生活をかけてますのでこのようになります

くれぐれもお気をつけいただいた方がお得です。

また、ファーストドクターからすると、まだ卒業間もない歯科医師が出来るわけないと思っている方がほとんどです

そして、今新人の歯科医師の先生方もおそらく、自身がベテランになった時にそう思います

なぜなら、たとえば抜歯などもう何度も成功させていて、自分はもう抜歯はできるなと思っていても、その次の抜歯が抜けない事もあるからです

虫歯治療でも、入れ歯でも、歯周病治療でも・・同じです。

もう自分は出来るなと天狗になっていたのに、天狗の鼻が折られることがあります。

それの繰り返しです。

<もうできると思っても、次出来ないことがある>

できると思っても、次出来ないことがある

最初は簡単そうにみえる歯科治療も、深遠なる道が広がっております

長い階段を登るかのように様々な段階があるわけです。

その階段は先が見えないほどです。

<先の見えない階段イメージ>
先の見えない階段イメージ

仮歯を作るくらいで、つまづいていられないのです。

よくご質問のある補綴物除去はまあまあ難しいですね。

でもそこでつまづいてはいられないです。

今回は少し厳しめのお話をしましたが、やることは簡単です。

かくいう私も「できるセカンドドクター」ではなかったと思います

怒られてばかりでしたし、落胆されることさえももしばしばでした。

レントゲン室に閉じ込められ、もう診療室に入ってくるなと言われたこともあります。

ただ、怒られてつらくても努力はし続けました。

やり方はどうであれ、ファーストドクターが怒っている内容が歯科診療に関わっている場合は、耐えようと思いました。自分はいい歯科医師になりたいと思っていたからです。

なにも1番にならなくてはならないとか、必ず出来なきゃいけないわけではなく

練習したり、勉強したり、改善したり、

する努力をするということです。

「努力はしてるんだけどなー」とファーストドクターから言われたり思われたりしたら、セカンドドクターは「こんなに努力してるのにできないなんて、自分はダメなんだ、やめたい」と思うかもしれませんが

逆ですよ。合格ということです。

なぜなら、ファーストドクターは教えるのをやめないからです。

真面目に、素直に頑張っている人を教えるのをやめる人はほとんどいません少なくとも私はやめたりしません

それなら、辞めなければ、必ず出来るようになりますよね。

スポーツや音楽のように才能や創作がものをいう世界とは少し違います。

私は、今年で10年(ぽっちですが)やってきて、医療業種とは努力がものをいう世界のように感じます。

“出来るまでやる”

でいいのではないでしょうか。このマインドは是非お試しあれです。

そして、‘下準備’を次々にこなしていきましょう

ゴールというのはもしかしてないのかもしれませんが、階段を一段上るたびに

患者さんの笑顔が待っています。

導いてくれる人(ファーストドクター)の笑顔も待っています。

そして御自身も豊か(お金だけでなく)になるでしょう。

それらは御自身の為にもなると思います。その努力は必ず実を結びます。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆のお知らせ〜

ブログの目次や全ての一般歯科動画が見れるなど特典がありますので、ご登録がまだのお方はどうぞ下記のフォームからご登録いただけると嬉しいです。無料です。

無料メルマガの説明動画はこちら

「インターネット歯医者さん」無料メルマガ登録はこちら→「インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆」

posted by さけいくら at 12:48 | Comment(2) | 思考編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月12日

思考編「新人歯科医師が持ち患者さんを担当するまで」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

今回は「補綴物除去」に実際に入る前に、「思考編」を挟みたいと思います。

題して「新人歯科医師が持ち患者さんを担当するまで」です。


歯科治療は技術的な側面が多い為、歯科大学を卒業していきなり治療ができる先生はいません

なので、通常新人歯科医師の先生方は指導医の元、歯科治療技術を学んでいくこととなります。

指導医の事をファーストドクター、その元で研鑽を積む歯科医師をセカンドドクターと呼ぶ事もあります。

ただ、大学病院など大きい組織は別ですが、

開業医などは規模が小さいところは、ファーストドクターはその医院の院長な事が多いです。

つまり、その医院の治療の責任者ですし、医院運営の責任者でもあります。

分院長であっても、その医院の‘管理者’であって‘管理者’は医療法人の理事になることが必要条件です。

大学病院は、教育機関でもありますので、新人歯科医師に治療されても、まあ患者さんも納得することが多いですが

開業医はそうではありません

患者さんは、その開業歯科医院の院長先生に診てもらいたくて来ている場合が多く別の先生になりしかもなんか新人ぽいと思ったら

‘練習台にされてはたまらない’

その医院に来院しなくなるかもしれません

医院の信頼を失ったら、開業医の院長先生からしたら死活問題です。

院長先生からしても、昨今歯科医院が増え、患者さんがほうっておいても来る時代ではないので、そう簡単にいきなり患者さんを任せるわけにはいかないのです。

なので、私の知り合いには、もう新人歯科医師は雇わないと決めている先生もいます

セカンドドクターさえいらないとしている医院もあります。

そういった先生に理由を聞くと皆

「見てて、ハラハラドキドキイライラしちゃうから」

との事です。

ただ、かといってセカンドドクターには本当に助けられるので、いて欲しい(出来る人ならば)と思っている先生がほぼ大半です。

しかし、最初から出来る人はいませんよね

そして患者さんだって納得しません。

なので、ファーストドクターはどういう作戦に出るかというと、処置の

‘下準備’

をさせるのです。

料理人の世界を思い浮かべると分かりやすいかもしれませんが、

歯科治療にも‘下準備’‘仕上げ’があります。

たとえば、何年も前に入れた銀の詰め物(専門用語でインレーと言います)が虫歯になってきたので、

1.麻酔して「麻酔ポジショニング」「痛くない麻酔」

麻酔ポジショニング

2.インレー除去して→これからです

インレー除去

3.虫歯を取って→こちらもまだ詳しくは書いてませんでした。「削り方」はこちら

虫歯を取る

4.裏層して「インレー形成」

裏層

5.形成する「インレー形成」

インレー形成

といった治療を行なうとします。

大きく分けると、最後の形成が‘仕上げ’、それまでの1〜4を‘下準備’とします。

はじめは麻酔からです。

麻酔が出来るようになったら「麻酔して除去までしておいて」となるわけです。

ここで、ファーストドクターはセカンドドクターのインレー除去までにかかる時間や患者対応などを他の患者さんを診ながら実は観察しています

そして、セカンドドクターから「インレー除去終わりました」の声がかかったらば、そこから自分が入って、きちんと除去出来ているかを確認します。

その時は、ファーストドクターがそのまま形成まで行いますが、

きちんとインレー除去出来ているなとなったら、次は

「麻酔して、インレー除去して、虫歯取っておいて」となるわけです。

これを繰り返していきます。

虫歯除去も裏層も出来るようになっていれば「麻酔して、インレー除去して、虫歯とって裏層までしておいて」となるわけです。

形成も出来るようならば、概形成まで終わらせてもらって、あとはファーストドクターが手直しして仕上げです。

セカンドドクターが全部出来るようになったら、はじめて持ち患者さんを任せる

開業医でのセカンドドクターの教育はこういった流れが多いと思います。

最後の仕上げをファーストドクターがやれば、最後の状態や結果を‘当院の治療である’と院長先生が判子を押したのと同じような意味合いを持ち、患者さんは納得しやすいですし、

処置的にも問題ありません。

そしてこの流れの中で、処置として難しいというかつまづきやすいのが、補綴物除去となるので、皆様からの御質問が多いのかと思います。

さて、今回、「セカンドドクターが持ち患者さんを担当するまでの流れ」について書きましたが、

ファーストドクターから見て、いわゆる出来るセカンドドクターとはどんな先生をいうことが多いと思いますか?

私や私の周りにいる先生の意見ではありますが、御興味がございましたら次回もう一つ「思考編」をはさみますので、是非ご覧ください。

題して「出来るセカンドドクターとは?」です。

新人歯科医師の先生方は気になるところではないでしょうか。

というのも、職場の上司との関係で悩んでいるお話をマンツーマンセミナーにてよく伺うからです。

楽しみにしていただければと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆のお知らせ〜

ブログの目次や全ての一般歯科動画が見れるなど特典がありますので、ご登録がまだのお方はどうぞ下記のフォームからご登録いただけると嬉しいです。無料です。

無料メルマガの説明動画はこちら

「インターネット歯医者さん」無料メルマガ登録はこちら→「インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆」

posted by さけいくら at 10:22 | Comment(0) | 思考編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
スポンサーリンク

動画やブログの文章などは、私のオリジナルですので、著作権保護されております。無断での複製や引用はお控え下さい。よろしくお願い致します。