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2017年06月17日

患者説明・コミュニケーション26:欠損補綴の説明6「リスクの話:リスクの話とセットで伝えることとは」

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

現在、下の症例にて患者説明・コミュニケーションの章を書いております。

<例題症例>

IMG_6887.JPG

現段階では、6番は抜歯が終わりまして、その後どのように治していくのか(欠損補綴)の患者説明を行っているところです。

欠損補綴の3択といって、歯を失った後、補う治療法には

・義歯

<義歯(入れ歯)>

images.jpg

・ブリッジ

<ブリッジ>

images.jpg

・インプラント

<インプラント>

imgres.jpg

これらの治療法から患者さんに選んでいただきます。

それぞれの治療法にて、利点・欠点がありますが、→3種類の欠損補綴治療の利点・欠点

それを並べるだけでは、

患者さんはなにを選んで良いのかわからなくなってしまいます。

なので、現在書いている、‘患者・コミュニケーション’の章が大事になるのではと思っております。

今までに、

<患者説明・コミュニケーションにおける欠損補綴の3択の説明概要>

利点・欠点の話3種類の欠損補綴治療の利点・欠点



患者さんのNGをみつける、よくわからなければ、一つの治療法を提示してNGを探る→患者さんのNGの見つけ方→患者さんのNGの見つけ方



NGが見つかったらば、‘消去法’を使い選択肢を絞る「消去法:患者さんのNGの見つけ方」



患者さんが選択するであろう治療法の良いところをあげて、患者さんの気持ちを決める(利益の話)「利益の話:患者さんの気持ちを“前向きに”決める」



患者さんの気持ちを決めてから、その治療法のリスクを説明する(リスクの話)→今回



患者さんの了承を得て、欠損補綴の説明終了

となります。

今回は、欠損補綴の説明の最後である‘リスクの説明’についてとなります。

リスクの説明は、誰しも嫌なものですが、もちろん伝えなければなりません

そして、その伝え方いかんで、患者さんの気持ちも変わってくると思うというお話を今回はしたいと思います。

<リスクの説明>

images.jpg

これはとても大事な内容のように私は思っておりまして、リスクの話はいわばマイナス的な話でありますが、完璧な治療はないので、臨床には常にリスクが伴うわけです。

マイナスをプラスに変える力があれば、とても良いですよね。

色々な考えがあるとは思いますが、一つ言えることは、

なにもしなければ、マイナスはマイナスのままですので、マイナスをプラスに変える力というのは人間の思考がなせる業ということです。

つまりマイナスをプラスに変えるには、患者さんの気持ちに思いをはせながら、よく考えなければならないということになります。

治療リスクの患者説明をするときは、そのことに注力して患者説明をどのようにするかということをお考えいただければと思います

当然正解はないですが、今回のブログ内容がその一助になれば嬉しいです。

でははじめます。よろしくお願い致します。


例えば、ブリッジ治療にて、患者さんの気持ちが固まっていたとしましょう。


<ブリッジ治療>

images.jpg

ブリッジ治療のリスクとは、隣の歯を削るということ、と神経を残して行っていくので、麻酔が切れたあと、歯が痛む場合は、歯の神経を取らなければならないということです。

そして、その後も欠損している歯にかかる負担をブリッジの支えになっている歯(支台歯)が受けるということになります。

ただ、この話は利点・欠点の話でもしているので、確認という感じで、サラッとお話します。

強調するのは、

‘だから、、(ですから、なので)’

です。

<だから(ですから、なので)>

images.jpg

リスクの説明は、だから、どうするのかとセットで説明するとお考えいただければと思います。

だから、5分の4冠にする

だから、5番だけではなく4番まで支台に含める

だから、歯周病のケアをする


などです。

つまり、医院として(医療者として)どのように、患者さんのリスクを共にフォローしていくのか?ということを伝えるのです。

これがリスクを説明する際のポイントであると私は思っています。

誰しもリスクがあることは理解していても、リスクだけ言われても行動は起こせないものです。

共に寄り添う人が必要だと思うのです。

<共に寄り添う>

images.jpg

だから、

専門家が認めた方法であり、その治療した本人(ドクター)や医院が、共にリスクをフォローしていくということを伝えるのが大切なのだと思っています。

時々、あまりリスクの説明はしないというドクターもいますし、誰でもリスクのことを伝える際には、気が進まないものです。

しかし、医療者側はあとで「聞いてない」と言われない為にも、患者さんにも伝えなければなりません

このリスクの説明は難しいですね。私もずいぶん悩みました。

リスクの説明をする際に、

「患者さんに伝わっているけど、やる気になっていただくためにはどうすれば良いか?」

そう考えた時に、私は、患者さんに寄り添うしかないのではと思い至りました。

「こうこうこういうリスクがあります」

「だから(ですから、なので)、、」

です。

だから、、

私(医療者)は何をするのか?

患者さんからしたら、

そのリスクを許容したとして、あなたは何をするのか?

ということです。

えーそこまでするの?と思われる方もいるかもしれませんが、

それをすることで、信頼関係が生まれると思っております。→ブログ記事:「プロとアマチュアの違い」

そして、その治療が上手くいくように、医療者側は魂を燃やしましょう。→ブログ記事:「魂を込めるとは?」

そして、治療が上手くいったら患者さんはファンになってくれます。

是非、お試しあれです。

<患者さんとの深い信頼関係>

images.jpg

また、医療者側の方もどうかご安心ください。

そもそも、この段階では、一番成功すると思われる治療法を患者さんにお話しているのです。

きっと上手くいくと思いますし、上手くいったら患者さんはファンになってくれますし、

上手くいかなくても、半分くらいは理解してくださると思います(魂を込めた治療をしていればたぶんm(__)m)。

医療者側の為にも、患者さんのメンタル面の為にも

このような患者説明・コミュニケーションをこのリスクの説明をするときは、心がけてみてはと思います。

これにて、欠損補綴の患者説明・コミュニケーションが完了です。お疲れ様でした。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。




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posted by さけいくら at 15:14 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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