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2017年04月18日

患者説明・コミュニケーション23:欠損補綴の説明3「利点・欠点」→「利益・リスク」

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

※まだ写真挿入が間に合っておりません。近日中に挿入致します。


現在下の症例にて、患者説明・コミュニケーションについて記事を書かせていただいております。

<例題症例>

例題症例

現在、6番の抜歯が終わり、欠損補綴(入れ歯・ブリッジ・インプラント)の説明に移るところです。→患者説明・コミュニケーション19「抜歯の説明実践:患者さんが抜きたいのか、抜きたくないのか知る為の‘魔法の言葉とは’」


<欠損補綴の3択>

1.義歯

義歯

2.ブリッジ

ブリッジ

3.インプラント

インプラント

前回、それぞれの利点・欠点を患者さんへご説明しました。

まずこの症例を診た時の、歯科医師としての考えをまとめます

まず義歯ですが、クラスプ(バネ)は欠損の隣の歯にかける為、下の写真のようになります。

<クラスプ設計1>

しかし、隣の歯は歯周病が進んでいる為、それだけでは支えが足りないと申しますか、

クラスプは横揺れの力が多分にかかる為、

隣の歯への負担が心配になります。

<クラスプは横揺れの力が多分にかかる>

ではどうするかというと、支える歯を増やす事を考えます。

反対側に義歯設計を伸ばし、例えば反対側の56番あたりへ双歯鉤としたりします。

<クラスプ設計2:反対側へ伸ばし、クラスプ(バネ)を増やす>

このような義歯設計が頭に浮かび、

そして、患者さんの立場になって是非を考えるわけです。

クラスプたくさんだな・・

義歯の着脱毎に、隣の歯周病が進んでいる歯に痛みがでそう・・

義歯が大きくなるので違和感が出そう・・

欠点が増えていくのです。

次は、ブリッジにした場合を考えてみましょう。

ブリッジの場合も同じく、欠損歯の両隣在歯を支えとしますので、下の写真のような設計が思い浮かびます。

<ブリッジ設計1>

しかし、隣の歯は歯周病になっているので、支えとして心配という疑問が出てきます。

ではどうするか?と申しますと、こちらも支える歯を増やしていくわけなのです。

<ブリッジ設計2:ブリッジの支台歯を増やす>

上の写真のような設計が頭に浮かびます。

そして、また立ち止まって、患者さんの立場で考えてみます。

支える歯の数はそれで足りるかな・・

隣の歯を削らないといけないな・・

削ってしみる場合は、神経もとらないといけないな・

とこちらも欠点といいますか、問題点が増えていきます


では、インプラントはどうでしょうか?

<インプラント設計1>

インプラントは欠損歯の部位のみしかさわらない為、他の歯にそう負担をかけません

しかし、骨が随分歯周病でなくなっている・・


なので、骨を増やすことも考慮に入れなければなりません。

<インプラント設計2>

隣の歯周病もしっかり治さなければ、インプラントに歯周病が移りそう(インプラント歯周炎)・・

骨も増やすとなると、1年がかりの治療になりそう・・

料金もそうだが、手術に体が適応となるか・・今飲んでいる薬は?糖尿病であれば、HbA1cの値は・・

とインプラントも違う意味で色々と‘おおごと’になっていきます。

じゃあどれもダメかというと、それだと患者さんもお先まっくらな気持ちになってしまうので、

これら頭の中の言葉を全部患者さんへ言うわけではありません

それをどう伝えるのかが、患者説明・コミュニケーションです。

ここからのポイントは、

‘消去法’

です。

<消去法>

消去法

どれもリスクがある場合の選択は、消去法となりますよね。

実は医療現場や他の業種でも同じかもしれませんが、

完璧な治療や商品というのはないので、

私達は迷う場合は、ほとんど消去法で物事を決めているわけです。

なんかネガティブな考えのように感じられますが、

それをネガティブにしない為にも

患者説明・コミュニケーションがあります

<ネガティブにしない為の患者説明・コミュニケーション>

患者説明・コミュニケーション

他の業種であれば、顧客に選んでもらう為の営業力と言えるかと思います。

では、

どのように相手を伝えていけばいいでしょうか?

ポイントは、

‘利益とリスクの天秤’

です。

前回の記事は、‘利点・欠点’の話でしたね。

似ているようで、違いまして、

要は、

‘利点・欠点’の話から→‘利益とリスク’の話に、

患者説明・コミュニケーションにより、もっていくということです。

<利益・リスクの天秤>

利益・リスクの天秤

そして、‘利益とリスク’を天秤にかけてもらい治療法を患者さんへ選択してもらう

これが概要となります。

次回より、さらに具体的にお話していきます。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。



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posted by さけいくら at 11:45 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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