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2017年04月08日

患者説明・コミュニケーション21:欠損補綴の説明1「抜歯後放置の患者説明」

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

現在下の症例の患者説明・コミュニケーションについて記事を書いております

私が実際によく患者さんにお話しすることは、“色”を変えておりますので、是非ご参考くださればと思います。

<例題症例>

例題症例

<治療計画>

初日.麻酔抜髄
2日目.根管治療➕基本検査1とスケーリング
3日目.根管治療➕スケーリング
4日目.根管充填
5日目.コア形成➕基本検査2とSRP
6日目.コアセット➕ブリッジ形成➕仮歯
7日目.ブリッジの設計を決定して、印象
8日目.ブリッジ仮着
9日目.ブリッジ本セット 治療完了

今のところ、5日目までと抜歯説明抜歯終わっておりまして

次は6日目のブリッジ治療の治療計画となっておりますが、ブリッジ治療とは欠損補綴治療の一つで抜歯したあとその部分を人工の歯で補う治療法です。

<ブリッジ治療>

ブリッジ治療

他にも、入れ歯

<入れ歯治療>

入れ歯治療

インプラント

<インプラント>

インプラント

などの治療方法があります。要は歯を抜いたあとをどのように補うか?という治療方法ですが、この中から歯科医師は患者さんと相談をして、治療方法を決めなければなりません

ただ、上の3種類の治療方法の写真を患者さんへお見せして、

「さあ、どれにしますか?」

と言っても、患者さんはどれが良いのかわかりません。なので、、

“患者説明・コミュニケーション”が必要になってくるわけです。

これら3つの治療方法の利点欠点を説明すること「欠損補綴の説明」と呼ぶことが多く、頻度、重要性共に患者説明の醍醐味といえるかと思います。

歯科医師の先生や時には衛生士さんやスタッフの方もすることがあるかと思います。

今回より何回かに分けて、記事にしていきます。よろしくお願い致します。

今回の第一回目の記事は、

欠損補綴の説明の前に必ずお話する大事なお話となります。

それは、抜歯後放置していたら、どうなるか?

ということです。

つまり抜いたまま放っておいたら、どうなるのか?

という事を説明しなければなりません。

こちらは、教科書通り

‘隣在歯の傾斜’

<隣在歯の傾斜>

隣在歯の傾斜

‘対合歯の挺出(ていしゅつ)’

<対合歯の挺出>

対合歯の挺出

です。

写真にもありますように、歯を抜くと当然ですが、元々歯があったところにスペースが出来ますね。

<歯を抜くとスペースが出来る>

歯を抜くとスペースが出来る

そのスペースに隣の歯や噛み合う歯が寄ってくるということです。

これらを説明する際には、視覚効果を使用した方がお勧めです。→視覚効果

歯科医療者側からすると当たり前のことですが、

患者さんからすると「そうなの?」

という感じだからです。

私はアニメーション動画を多用して説明するようにしております。

<アニメーション動画:挺出>

挺出

しかし、アニメーション動画ソフトがない医院もあるかと思います。

その場合は、模型、もしくは絵などを書いてお伝えします。

<模型>

模型

<絵>

絵

そして、「それでも本当に?」という感じでしたら、

私が、他のドクターが話していて、上手い言い方だなと思い、私自身も患者さんへよくお伝えする挺出の患者説明をご紹介します。

〜挺出説明〜

「歯は何度も噛むうちに削れて行きます。(鏡を見せて)ここなど(下顎前歯部など)削れていますね。

削れたら、スペースが出来るわけですが、隙間は空かないですよね。(鏡で噛み合っているのを見せる)それは、歯がスペースを埋めるように出てくる(挺出)からです。

スペースが空いたままだと、歯と歯が当たらなくて、噛めなくて困ってしまうので、人間の歯はスペースをなくそうと動いてくる性質があるのです」


こんな説明をします。

患者さんはほとんどの場合、

「へぇー、なるほどー」

という感じです。

「人間の体ってすごいですよね。」

と私が言うと、

‘うん、うん’と目を輝かせて頷いてくれます

なかなか腑に落ちない方も、この説明だと腑に落ちたようにみえますので、

是非お試しあれです。

さて、なぜ欠損補綴の説明の前に、抜歯後放置するとどうなるのか?という説明が大事かと言いますと、

それは、歯科医療者の方は気づかれておられるかもしれませんが、

抜歯後患者さんが来院されなくなることがあるからです。

なので、抜歯後放置すると下の写真のようになってしまうと患者説明・コミュニケーションをしなければならないわけです。

<抜歯後放置>

抜歯後放置

<顔のゆがみ>

顔のゆがみ

隣在歯の傾斜挺出が起こり、当然顔も歪みますし、肩こり頭痛顎関節症などにもなる可能性があります。

そして、「ここから元にも戻すのは容易ではありません。」

矯正治療(自費)、もしくは神経をとって歯の移動分を削除した後、被せもので治すしかありません。

<矯正治療>

矯正治療

<被せもので位置を揃えるが、歯の移動分削除するので神経も抜かなければならないことが多い>

神経も抜かなければならないことが多い

ずいぶん「犠牲にするものが大きい」ですね。時間も治療費も自身の歯自体も・・

なので、患者さんの為にも、抜歯後放置はとても危険ということを歯科医療者側はお伝えしなければなりません。

<抜歯後放置は危険>

抜歯後放置は危険

そのために大事な患者説明・コミュニケーションとなります。

さて、抜歯後放置は誰も得をしないことが伝えられたらば、次は治療法の選択という項目に移っていきます。

次回より、3種類の欠損補綴治療の患者説明・コミュニケーションについて書いていきます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。



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posted by さけいくら at 09:53 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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