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2016年11月22日

患者説明・コミュニケーション12「同調・傾聴・共感を一度に手に入れられるチャンスとは」

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。


下記の内容にて、コミュニケーション実践の記事を現在書いております。

<例題症例>

例題症例

<治療計画>

1.麻酔抜髄
2.根管治療➕基本検査1とスケーリング
3.根管治療➕スケーリング
4.根管充填
5.コア形成➕基本検査2とSRP
6.コアセット➕ブリッジ形成➕仮歯
7.ブリッジの設計を決定して、印象
8.ブリッジ仮着
9.ブリッジ本セット  治療完了

を前提にお話ししていきます。

前回、1日目つまり初診時に麻酔抜髄をしました。→患者説明はこちら

今回は、2日目

2.根管治療➕基本検査1とスケーリング

の患者説明・コミュニケーション実践の記事を書こうと思います。

私が実際患者さんに話す言葉は、色を変えて書いてありますので、是非御参考にしていただければと思います。

〜2日目診療開始〜

「お痛みいかがですか?」(親身に)

いきなり、初めていきますが、まずは前回大変な痛みがあっていらっしゃった患者様です。

当然、痛みがどうなったのか気になりますよね。

ただ、患者さんが2回目の来院日まで、特に痛いなどの連絡がなく、診療室にいらっしゃった場合は、おそらくお痛みは引いたのだろうと予想は出来ます。

しかし、それでも心配ですよね。もしも先生方御自身の親戚などを麻酔抜髄した場合は、

痛みが引いたか聞きますよね?

患者さんへも是非聞きましょう。

そして、患者さんは痛みが引いたとおっしゃった場合は

「よかった」(安堵したように)

です。自信がなかったわけではありません。

自信があるからこそのコミュニケーションの一つのテクニックでもあります。

この「よかった」は、私は診療にて、よく使います。

魔法の言葉なので、少し説明を加えさせていただこうと思います。

たとえば、綺麗な前歯が入り、患者さんが喜んでいる時など帰り際に

ポンッと

「よかったですね。」

というと、患者さんはとてもいい笑顔「ありがとうございます」と言ってくれます。

綺麗な前歯が入ってよかったですよね。歯の痛みがなくなってよかったですよね。

患者さんもよかったと思っています

人は自分で良かったと思うこと(他にも頑張ったと自分で思っていることなど)

にたいして、相手からも同じく「よかったですね」「頑張ったね」と言われるととても嬉しくなるのです。

想像していただけるとわかると思います。

これは、誰にでも当てはまりまると思います。

コミュニケーションの技術的な事柄に、‘同調’‘傾聴’‘共感’などがありますが、

これらに共通しているのは、相手の事を自分の事のように考えるということです。

コミュニケーションで実践しますと、“相手が考えていることをそのまま言葉にする”のです。

‘親身になる’という言葉がありますが、患者さんが‘良かった’と思っていることに、同じく‘良かった’と言うだけで、グッと患者さんと医療者の距離は縮まります

是非お試しあれ、です。

つい、自分の診療に自信があると‘痛みが引いたのは当たり前’かのように振る舞いがちですが、私はこの‘同調’‘傾聴’‘共感’一気に手に入れられる

チャンス

だと捉えています。

チャンスを生かす為にも、麻酔抜髄の手技をしっかりすることですが、そちらは以前のブログに書きましたので御参考下さい。→麻酔抜髄

そして、チャンスを生かす為には、大抵の場合、それがチャンスだと認識していなければなりません

前回、あんなに痛みがあった患者さんが、先生の処置により、今回は痛みがなくなったとおっしゃっているのです

チャンスですよね。生かすも素通りするもコミュニケーション次第なわけです。

是非お試しあれ、です。

さて、患者さんとの距離がグッと縮まったところで、私は

「では、蓋を外して根の消毒をします」

と言って、仮封(キャビトン)を外します。

そして、次の言葉を言う時があります。

「今回は麻酔をしていないので、チクチクするようでしたら言って下さい。」

です。私達医療者側も麻酔なしで根管を触るのは、今回が初めてなわけです。

残髄していたり、炎症を起こしていることもあります。

何があるかは、根管にファイルを入れてみないとわからないのは確かですね。

いきなり、痛かったら患者さんはびっくりします。

そして、予期しない痛みは、疑いに変わります

あとで、「なんで神経とったのに痛いのですか?」と聞かれない為にも

‘心の準備’をしていただくのです。

この‘心の準備’をしていただくのもコミュニケーションのテクニックの一つです。

一言、次に起こるかもしれない事を伝えるだけです。

痛かったら、患者さんは「先生が言ってたのは、コレか」と思いますし、

痛くなかったら、またチャンス到来ですね。

「前回の治療は上手くいきましたね。」

「根の中、きれいですよ。」

「痛みも出ていないし、、よしよし」(つぶやくように)

「順調ですよ。」

などなど、色々な言葉で患者さんを安心させてさしあげる事も医療者のウデの見せどころてす。

そして、根管治療をしていきます。

私は、たいていこの回にて、根管形成を仕上げてしまい

「次回も痛みがなかったら、根っこ詰めをします」

と言います。根っこ詰めと言っても、わからないかもしれませんが、その説明は後ほど、根っこ詰めつまり根管充填の直前に伝えます。

それよりも、一つ注力する点があります。

この回で、根管形成を仕上げられるのに、そうしない時もあるということです。

どんな時だと思いますでしょうか?

それは、、

前回、‘麻酔抜髄が大変だった時’です。

麻酔が効き辛かった、根管を見つけるの時間がかかったなど、症例によってはあることがあります。

そんな、前回大変だっただろうなと思われる患者さんへは、

「前回大変でしたからね。今回はこれでおしまいです。」

と言って、痛みがなければ早めに根管治療を切り上げてあげる事も大切なことです。

これは、抜歯でもなんでもそうですが、前回大変な処置をしていた場合は、患者さんは今回も大変なのだろうか?と不安に思っています

そんな時こそ、今回はサクッと終わらせて差し上げましょう

「前回がんばったかいがありましたね。」

治療も大事ですが、こういう言葉に患者さんは救われることも大事な事だと思います。

さて、根管治療が終わって、痛みもない場合、患者さんの時間に余裕がある場合は、歯周病の説明をして、歯周基本検査➕スケーリングに入っていきます。

今回は長文になってしまったので、2日目の内容を次回に分けて書こうと思います。

次回、歯周病治療の患者説明について記事を書きます。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。





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posted by さけいくら at 08:34 | Comment(0) | 患者説明・コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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