この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

→動画「CR治療」
前回は、CR治療の形態修正第一段階である、スーパーファインにて、マージン部分のオーバーの除去する際のバーの‘角度’について記事にしました。
今回は、‘スーパーファインの動かし方’です。
こちらは、わざわざ記事にまとめるのはどうかなと思ったのですが、
私が苦労したので、一つの記事にまとめさせていただきたいと思います。
実は私は、昔は形成面がきれいになるかなと、スーパーファインを何度か使った後、まったく使っていませんでした。
それは、最初に使ってみて、使いづらいと感じて、そのまま使わずじまいになっていたのです。
しかし、私はスーパーファインの使い方を間違っていただけでした。
通常のダイヤモンドがバーについてる‘バー’とダイヤモンドがついていない‘スーパーファイン’
<ダイヤモンドバー>

<スーパーファイン>

のタービンの動かし方の違いを皆様はご存知でしょうか?
とても単純なので、
ご存知の先生もいらっしゃると思いますが、
私は誰にも教えてもらったことはないですし、参考書でも今のところ読んだことはありません。
なので、同じように考えていましたが、同じように動かすとスーパーファインは使いづらいのです。
どう使いづらいかともうしますと、例えば下の写真の状態のようにしたいとします。
<凸凹をなくし、スムースに形態修正したい>
すると、
スーパーファインは、タービンヘッドの動かし方を間違うと下の写真のように、あらぬ方向に入りこんでしまう時があるのです。
<あらぬ方向に削れてしまう>
これは、スーパーファインの‘ダイヤモンドバーに比べて削れないけど、削れはする’という特性によるものです。
つまり極端に書きますと、下の写真のように凸凹したところをスーパーファインでスムースにならそうとすると凸凹に引っかった時に、あまり削れないので、あらぬ方向に進んでしまうのです。
<矢印の方向に進みたいが削れない>
↓
<あらぬ方向に進んでしまう>
上の状態に‘なりがち’なのです。
どういう時に上の状態になりやすいかというと
スーパーファインを行ったり来たりさせて動かした時です。
<行ったり来たりさせる×>
このように動かしていると、凸凹にひっかかった拍子に、グッとあらぬ方向にスーパーファインが入ってしまいます。
<凸凹に引っかかった拍子にあらぬ方向へ進んでしまう>
なので、どうすればいいかというと、一方向のみに動かすのです。
<一方向のみに動かす>
上の動かし方がスーパーファインの動かし方です。
上の図では、矢印があるので、わかりやすいですが、ふつうアシストなど周りから見る時は横から見ることになります。下の写真のように行ったり来たりタービンを動かしているように見えます。
<横から見るとスーパーファインを行ったり来たりさせているように見える>
しかし、本当は一方向にしかスーパーファインを当てていないのです。
なので、見ているだけでは、ダイヤモンドバーの時と同じようにスーパーファインも動かしていると思ってしまいますので、
自分で編み出すもしくは、誰かから教えてもらわない限り、勘違いしてしまうのです。
私はそうでしたので、今回記事に致しました。
これは、実はタービンバーでも同じで、形成面をきれいにしたいと思ったら、一方向のみに当てたりします。
<タービンバーでも実は一方向のみ当てている時がある>
でも横から見ると行ったり来たりさせているように見えますよね。
しかし、形成面のきれいな先生はこのようなテクニックを人知れず使っていたりします。
ので、色々な意味で、是非お試しあれ、です。
さて、前回と今回で、形態修正第一段階のスーパーファインの‘角度’と‘動かし方’についてこれで記事に致しました。
次にどうなれば、形態修正第一段階が完了なのでしょうか?
次回、記事に致します。第一段階にて、なぜ「スーパーファイン」を使用するかの理由もわかると思います。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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