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2016年05月05日

CR治療10/28「歯頸部CR治療3(ベベルの形・量についての考え方)」

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。


今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
動画「CR治療」


前回、審美的なCR治療には、CR充填前に‘ベベル’を付与することが重要ということを書きました。

今回は、「では、ベベルをどのようにどの位の量つければいいの?」ということに対して、私の見解をお伝えしていきます。

前回のブログにも書きましたが、ベベルを付与するということは、歯を削るということです。

そして、虫歯の大きさや形もさまざまなので、その歯、その歯に対して、ベベルの形や量も変わってくるわけです。

ですから、正解はないということは前回のブログにも書きました。

ではどのような事を考えて術者はベベル部を削らなければならないか?

ということに対して、私の見解をお伝え致します。

昔ある雑誌に掲載されていた方法がわかりやすいかと思いますので、まずその方法をお話します。

その方法とは、CR治療を2日に分けるというものでした。

まず1日目はベベルをつけずにCR治療をします

<1日目ベベルなしのCR治療>

1日目ベベルなしのCR治療

点線部分に境目が出来ています

そして、2日目に必要分ベベルを付与しCR治療します。

<2日目必要分ベベルを付与>

2日目必要分ベベルを付与



<2日目ベベル部にCRを充填をして、CR治療を仕上げる>

2日目ベベル部にCRを充填をして、CR治療を仕上げる

この方法であれば、必要最低限のベベル付与量で済むし、2回に分けることでより時間に余裕を持って審美性を追求することが出来るでしょう。

ということが書いてありました。

CRを2回に分けて充填することを積層充填といいますが、

CRを‘積層充填’して良いのは、酸素に触れているCR表層に未重合層があるからであって、一度研磨した面に積層充填して良いのか?

という疑問はありますが、

歯科医の先生方であれば、わかると思いますが、旧CR面にCR充填をしてもくっつきますよね。

なので、臨床的には良しとして掲載されているのかな、と感じました。

ただ、私のベベルに対する考え方や見解は、この方法の考えと基本は同じです。

それは、

健全歯質を削るわけですから、なるべく‘必要最小限のベベル付与量’としたいということです。

実はベベルは付与量を増やせば増やす程、審美的なCR治療はしやすくなります

しかし、最初から大きくベベルを形成して良いのでしょうか?

必要最低限のベベル付与量で、審美的なCR治療が出来る方が凄いですよね。

そして、削る量が少ない方が、患者さんにとっても良いです。

医療者の思考として、その必要最低限のベベル付与量を探さねばならないと私は考えます。

では、どうやって探すか?ですが、

答えは‘少しずつ削る’ということです。

少し削って、CR治療をしてみる。足りなかった、もう少し‘ココ’にベベルをもう少しつければ良かった

というその経験が必要なのです。

別に患者さんの歯をたくさん削ったわけではないので、問題はありませんね。

審美性をもっと追求したい場合は、それこそ先に御紹介させていただいた方法もしくは、もう一回やればいいのです。

そして、これを繰り返すと、必要最小限かつ効果的なベベルの形や量がわかってきます。

はじめから大きくベベルをとっていたら、その必要最小限かつ効果的なベベルの形や量はわかりません。

なので、そういった思考でベベル形成を行なうというのが私の見解であります。

案外、数回やると最適なベベルの形がわかってきます

そして、べベルを形成するバーは、私は“ヤリ状のバー”を使うことが多いです。

<ヤリ状のバー>

ヤリ状のバー

是非お試しあれです。

前回、今回はCR充填前の状態について書いてきました。

次回は、歯頸部のCR充填について書いていきたいと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。


タグ:べベル CR 歯科

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posted by さけいくら at 10:20 | Comment(0) | CR治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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