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2015年12月15日

思考編「できるセカンドドクターとは?」

こんにちは、水道橋クリスタル歯科院長・歯科医師・歯学博士・大学病院保存科非常勤講師・インプラント学会専修医の小栗卓也です。

この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

さて前回、「セカンドドクターが持ち患者さんを担当するまで」の流れについて書きましたが、

ファーストドクターから見て、出来るセカンドドクターとはどんな先生をいうことが多いと思いますか?

<師匠と弟子イメージ>

師匠と弟子のイメージ

私や私の周りにいる先生の意見ではありますが、御興味がございましたら是非続きをお読み下さい。

ただ、その前に一つお伝えしておきたいと思います。

自分でも‘偉そうに’とは思っていますし、普遍的かどうかは今回のテーマはさらにわかりません。ファーストドクターの性格にもよるかもなとも思います。

ただ、私の年代になると同期はほとんどファーストドクター(院長)になっています

これからのお話は、

彼らからの話というかグチといいますか、それらを私なりの意見を加えてまとめたものです

では本題へいきます。

<ファーストドクターとセカンドドクター>

ファーストドクターとセカンドドクター

前回、インレー治療(除去も含め)を例に、‘セカンドドクターが持ち患者さんを担当するまで’の‘流れ’を書きました

ここで大事なことは

その‘流れ’はインレーや虫歯治療に限らず、全ての処置に当てはまるということです。

それは‘診断’ひとつとっても、挨拶からはじまり、電話の応対患者さんのユニットへの受け入れ方問診の仕方、視診、触診、X線診・・などが‘下準備’にあたり、最後の‘仕上げ’がファーストドクターによる‘診断’となるわけです

スケーリングなども、補綴を前提としていたら下準備にあたりますよね。

処置に及ぶ前の、患者さんとの信頼関係を築く(専門用語でラポールをとるといいます)というのも下準備に当たります。

そして、たとえ持ち患者さんをもらってもそれで終わりではなく、その先の治療計画のたて方、患者人数が増えてきた時の現場の回し方、危機管理能力の高め方、医院の管理の仕方へと・・それらもファーストドクターになる前の下準備といえます。

いわゆる‘できる’セカンドドクターというのは、この何段階にも渡る‘下準備’項目を次々にクリアしていく人です

<段階をクリアする>

段階をクリアする

しかもファーストドクターのやり方で、というのがミソです。

いうなれば、患者さんを呼んでユニットに座らせるなんてのはだれでも出来ます

ただ、その医院のやり方があるはずです。

問診している時に、ファーストドクターは患者さんの右側2時の方向にいるのか、4時の方向にいるのか、目線の高さはどうしているのか・・

それら細かいところまで、観察して下準備を進めていってくださればと思います。

<よく見る>

観察する

結構プレッシャーをかけてしまったかもしれませんが、

別に最初から出来なくて良いのです。

そして、ファーストドクターも助け舟を出してくれる事がほとんどです。

違うやり方をしていたら、医院の責任者も困ってしまうので、うちのやり方はこうするんだよ、と必ず言ってきます


ただ、仮歯を30分かけて作ってもうまくいかなかったとしましょう。

2度目に挑戦させた時に同じように上手くいかず、かつ‘練習した様子も改善もみられなかった’場合は、

残念ながら、ファーストドクターはこう思います

「教えたのに・・」「覚える気がないのかな」「前回、その処置が上手くいかず、周りや患者さんに迷惑をかけたのになんとも思ってないのかな」「人間的に問題あるんじゃないの」「教えるの嫌だな」

となります。

なので、せめて練習はしましょう

<練習する>

練習する

たとえ、2度目も出来なくても改善が認められれば、ファーストドクターはこう思います

「まだまだだけど、頭ではわかっているようだ」「必ず出来るようになるだろう」「この先生をもっとよくしていくにはどうすればいいだろう」「助けになりたい」

といった考えになります。

一番やっかいなのは、自分はもう出来るからと一切ファーストドクターの言うことを聞かない先生です。

ファーストドクターはどう思うかというと

「無視だな・・」「自分の治療の邪魔になる」「ここにいないで開業すればいいのに」

経営者はどう思うかというと

「早く辞めてくれないかな」

くらい思うかもしれません。

厳しいようですが、プロの世界での経験に皆、誇りと生活をかけてますのでこのようになります

くれぐれもお気をつけいただいた方がお得です。

また、ファーストドクターからすると、まだ卒業間もない歯科医師が出来るわけないと思っている方がほとんどです

そして、今新人の歯科医師の先生方もおそらく、自身がベテランになった時にそう思います

なぜなら、たとえば抜歯などもう何度も成功させていて、自分はもう抜歯はできるなと思っていても、その次の抜歯が抜けない事もあるからです

虫歯治療でも、入れ歯でも、歯周病治療でも・・同じです。

もう自分は出来るなと天狗になっていたのに、天狗の鼻が折られることがあります。

それの繰り返しです。

<もうできると思っても、次出来ないことがある>

できると思っても、次出来ないことがある

最初は簡単そうにみえる歯科治療も、深遠なる道が広がっております

長い階段を登るかのように様々な段階があるわけです。

その階段は先が見えないほどです。

<先の見えない階段イメージ>
先の見えない階段イメージ

仮歯を作るくらいで、つまづいていられないのです。

よくご質問のある補綴物除去はまあまあ難しいですね。

でもそこでつまづいてはいられないです。

今回は少し厳しめのお話をしましたが、やることは簡単です。

かくいう私も「できるセカンドドクター」ではなかったと思います

怒られてばかりでしたし、落胆されることさえももしばしばでした。

レントゲン室に閉じ込められ、もう診療室に入ってくるなと言われたこともあります。

ただ、怒られてつらくても努力はし続けました。

やり方はどうであれ、ファーストドクターが怒っている内容が歯科診療に関わっている場合は、耐えようと思いました。自分はいい歯科医師になりたいと思っていたからです。

なにも1番にならなくてはならないとか、必ず出来なきゃいけないわけではなく

練習したり、勉強したり、改善したり、

する努力をするということです。

「努力はしてるんだけどなー」とファーストドクターから言われたり思われたりしたら、セカンドドクターは「こんなに努力してるのにできないなんて、自分はダメなんだ、やめたい」と思うかもしれませんが

逆ですよ。合格ということです。

なぜなら、ファーストドクターは教えるのをやめないからです。

真面目に、素直に頑張っている人を教えるのをやめる人はほとんどいません少なくとも私はやめたりしません

それなら、辞めなければ、必ず出来るようになりますよね。

スポーツや音楽のように才能や創作がものをいう世界とは少し違います。

私は、今年で10年(ぽっちですが)やってきて、医療業種とは努力がものをいう世界のように感じます。

“出来るまでやる”

でいいのではないでしょうか。このマインドは是非お試しあれです。

そして、‘下準備’を次々にこなしていきましょう

ゴールというのはもしかしてないのかもしれませんが、階段を一段上るたびに

患者さんの笑顔が待っています。

導いてくれる人(ファーストドクター)の笑顔も待っています。

そして御自身も豊か(お金だけでなく)になるでしょう。

それらは御自身の為にもなると思います。その努力は必ず実を結びます。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。


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posted by さけいくら at 12:48 | Comment(1) | 思考編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とてもいい話でした。
私は50代ですが、
若い頃 先生のような気持ちで
勤務していたら その後の歯科医師
人生よくなっていたかなと
感じました。
Posted by よしなが at 2016年09月06日 07:51
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