この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

→動画:「石膏」
前回は「印象」で型をとったら終わりではなく、その型に石膏を流して、歯の模型を作らなければいけないというお話をしました。→「石膏1」
今回は、実際の石膏の注ぎ方です。
石膏は粉の状態で保存されています。
<石膏の粉>

この石膏の粉に水を混ぜ、時間が経つと固まります。
<石膏の粉と水>

石膏の粉に水を混ぜて練り、柔らかいうちに、型に流していきます。
<石膏を水で練ります>

<印象に石膏を流します>

型に流してたら、石膏が固まるまで待ちます。
<この状態で固まるまで待ちます>

石膏が固まったら、外して模型の完成です。
<固まった石膏を印象から外します>

ではなぜ、この石膏の注ぎ方が大事かといいますと、この石膏をつぐ際の手技によっては‘気泡’が入ることがあるからです。
<石膏模型に気泡が入った状態>

おそらく、歯科医療者側はみんな石膏を注いでいる時、「気泡を入れないように、気泡を入れないように・・」と心の中で唱えていることかと思います。
せっかく良い印象(型)をとっても、模型に気泡を入れたら一発アウトです。
<気泡を入れたら、印象からやり直しになります>

そして、気泡を入れたくないために水を多く入れて、流れをよくするなどをしている医院もありますが、アルジネート同様、粉液比は一定にしなければなりません。
なぜかと申しますと、石膏が固まる際の寸法変化に関わるからです。
ここで質問です。
元々石膏は水に混ぜて固まる際に、
収縮するのでしょうか?膨張するのでしょうか?
答えは膨張します。
その膨張率に変化を与える要因が粉液比です。
ですので粉液比は所定通りにしなければなりません。
次回より、粉液比を厳守した上でも気泡を入れない石膏の注ぎ方をご紹介していきます。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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