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2014年06月02日

素直である事



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。


今日はまたまた、暑苦しいかもしれませんが、思考編です。

私は卒業3年目にして、分院長になりました。これは今の歯医者の世界ではとても早い方で、同期で周りを見渡してもやっている人はいなかったです。

しかも、チャンスに恵まれたのかもしれませんが、色々な医療法人からオファーがありました

私が超老け顔だったから、とかそんな事もありません。完全な童顔です。

貫禄?ありません。

上司に好かれる性格だったから?いえ、分院長になったのは別の法人です。


ではなぜこんなに早く、分院長を任せられる事になったのでしょうか?

それは、卒業してから3年間、頑張って色々な事を人より学んだからですが、私は別の理由があると思っています。

それは

素直であったから

だと考えています。

<素直な人は伸びが早い>

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むしろ意図的に素直であろうとしました

それは、色々なご職業にも当てはまる事かもしれませんが、特に私達のような職人肌的な側面を持つ職業にとってはとても重要な事だと思います。

そういった職業の場合、丁稚奉公をする期間が必ず必要になります。

その時に、自分はこうだから、この先輩が言っていることややっていることはなんか違う気がする
だったり、この先輩より自分の方が上手いからいうことを聞かない。など、周りを見ると結構目につきました。

つまり共感出来ないから、素直に聞けない

言い換えると素直に言うことを聞く為には、共感出来る必要がある

ということなのですが、それでは、成長スピードは遅くなると思います。

それは違うんじゃないの?という御意見があることは重々承知しておりますが、私は少なくとも丁稚奉公をしている期間は、共感出来る事という条件といいますか壁を取り払う必要があると思っています。

なぜなら、その壁を持ったままですと自分以上になれないからです。

自分の共感出来る事は、放っておいても吸収していきます

大事なのはプラスアルファ、吸収していく事です。

それには、共感出来る事が必要という壁を取り払わなければなりません。少なくとも全てに共感出来ることという壁はないようにしたいところです。

それが素直であることということかなと思うのです。

<参考:松下幸之助さんの考える素直な心>

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ここで、考えてみていただければと思います。

例えば世の中広しで、歯医者になった途端に毎日キャリア10年、20年、30年の先生と渡り合っていかなければならないのです。

渡り合う事をあきらめるくらいなら、診療してはいけません。というのが私の意見です。

1年目の先生でも、患者さんにとっては身体を委ねる先生です。料金も保険診療では同じです。

あきらめる位なら、他のもっとキャリアのある先生に変わって下さい。

と私なら思ってしまいます。

キャリアの浅い先生が、キャリアのある先生と渡り合っていくにはどうするか?

それは全てを吸収していくしかありません。

自分にある壁を取り払って、素直に自分の目にするものや経験を全て血肉に変えていく必要があります

医療者としてのキャリア(診てきた人数や年数)は決して軽いものではありません

自己満足では決して追いつけませんし、この先生はちょっとなと思っても、よーく見ると学ぶところがあります

ちょっとなと思うところも実際やってみて、やっぱりダメだったとしても、その経験は自分の血肉になります。実際やらなければ、

ただ、やらなかっただけです

その先生を

丸ごとコピーする

ぐらいの姿勢で学ぶことをお勧め致します。

10年目の先生をコピー出来れば、1年目の先生でも、あくまでそのようにですが、10年目の先生と同じように出来るというわけです。

この先生は、バーは何を使っているのか?
レストはどこに置いているのか?
コミュニケーションはどうとっているのか?もしもその先生が地方出身の先生で方言があったとしても、その方言までコピーする勢いで素直にアンテナをたてるのです。

コピーがある程度済んでも、学ぶところがなくなることはありません

先程も申しました通り、また、他のご職業もおそらく同じだと思いますが、やってきた人数や年数は伊達ではありません

その先生に患者さんが毎日何人かでもいるのでしたら、少なくともその患者さんはその先生が良いと思っているわけです。そしてそれを何年も自分よりも積み上げてきた先生なのです。

そこに敬意を払い、素直によーく観察

そして受け取りましょう

これは素直な者だけに与えられるギフトです。

<参考:斎藤一人著「素直さこそ最強の武器である」>

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へっ!こんな事しても意味ないよ!と思った瞬間に成長は止まると思っていいと思います

そして残念な事に、そう思っている人はすぐにわかります

もしも自分だったら、その後輩にこれ以上教えようと思うでしょうか?

おそらくそのことを注意すらしなくなるでしょう。本人は気付かないまま、もしかしたら何十年もそのまま進むかもしれません。
どんなご職業でもそうではないでしょうか?

その場合、

ギフトは与えられないのです。

おそらくそういった状態でも、それなりに自分に共感出来る部分は吸収して腕を上げていくでしょう。

しかし、それではキャリアが上の先生と渡り合っていくには、やはり遅いのです。

逆に言うと素直でない事は、それだけの危険性を持っているということになります

なので、ヒポクラテスの誓いにも徒弟制度の重要性が書いてありましたが、(「医療者としての思考」参照)

是非、先輩に尊敬と敬意を忘れず、素直でありましょう

素直に頑張る人に必ずギフトは授けられます。

それをまた、素直に受け取りましょう

そして、それをまた後輩へ与えていきましょう

これが徒弟制度ということかと思います。

ただ、そんな時、自分に置き換えると、自分がギフトを得たとして、それはやはり素直な後輩に与えていきたいと思いませんか。

人間そういう風に考えますよね。教えることで、報酬を得る学校の先生とは違いますので、少なくとも私はそう考えます。

結局、世の中そんな風に回っているわけです。

<素直になると素直な人と出会いが増える>


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最後になんとも計算高いような話になってしまいましたが、素直であることで先人から与えられるギフトというのは素晴らしいものがあります。

そのギフトは、人生に感謝するようなものとなります。

自分が頑張ったから、相手がいたから、得られるもので、それは例外なくその人を幸せにします

<参考:松下幸之助「素直な心の内容十か条」>


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やはり、

素直であること

大事だと思うのです。

私も自分よりキャリアの長い先生はたくさんいますので、忘れないようにします。


ここまでお読みいただきありがとうございました。


タグ:技術 歯科 素直

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posted by さけいくら at 11:43 | Comment(0) | 思考編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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