この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
今回より「感染根管治療」の章の続きを書いていきたいと思います。

今回は、感染根管治療のステップの中でも一番難しいといいますか、一番つまづきやすいステップかと思います。
要は、根尖まで器具(ファイル)を通すステップとなるわけですが、
<根尖まで器具を通すステップ>

そこに到達するまでは、根管充填材が存在し、これらをつき抜けていかなければならないわけです。
<根管充填材:ガッターパーチャポイント(GP)下図の根管内赤い部分>

因みに、根尖まで器具を到達させるためには、上図でいいますと、被せ物とメタルコアも除去しなければなりませんが、そちらに関しましては、以前のブログにて書きました。


さて、感染根管治療に戻りますが、
根管充填材は密に詰まっている事が多い(そのように根管充填するのが正しい)ですし、最初は結構固いです。
<根管充填材は密に、結構固く詰まっている>

そこへあまり力をかけてファイルを押したりネジったりするとファイルが折れたりするかもしれませんし、ステップが出来るかもしれません。
<ファイルが折れる>

<ステップが出来る>

ファイルが折れ込んでも、ステップが出来ても、終わりともいえ、通常では器具を根尖まで到達させる事が出来なくなります。
それらをそもそも見えない根管の中、さらに根管が曲がっている時もある中で遂行しなければならないわけです。
<根管内は見えない>

そして、根尖まで通過させられる時とさせられなかった時では、感染根管治療の精度は雲泥の差ともなります。
難しいですよね。私が思うにはですが、歯科の治療の中でもかなり難易度が高いと感じます。
さあどうしましょう?
というのを、次回書いていきます。よろしくお願い致します。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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