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2020年10月07日

感染根管治療7「根管充填材除去@(概要・問題提起)」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。


今回より「感染根管治療」の章の続きを書いていきたいと思います。

前回の感染根管治療6はこちら→感染根管治療6「GPソルベントとシーラーの液を混ぜる

今回は、感染根管治療のステップの中でも一番難しいといいますか、一番つまづきやすいステップかと思います。

要は、根尖まで器具(ファイル)を通すステップとなるわけですが、

<根尖まで器具を通すステップ>

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そこに到達するまでは、根管充填材が存在し、これらをつき抜けていかなければならないわけです。

<根管充填材:ガッターパーチャポイント(GP)下図の根管内赤い部分>

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因みに、根尖まで器具を到達させるためには、上図でいいますと、被せ物とメタルコアも除去しなければなりませんが、そちらに関しましては、以前のブログにて書きました。

メタルコアの除去補綴物除去10/10(メタルコア除去のまとめと専門の器具を使用する場合について)

被せ物の除去補綴物除去3/10「銀の被せ物(FMC)を除去する方法」


さて、感染根管治療に戻りますが、

根管充填材は密に詰まっている事が多いそのように根管充填するのが正しい)ですし、最初は結構固いです。

<根管充填材は密に、結構固く詰まっている>


images-19c56-thumbnail2.jpg


そこへあまり力をかけてファイルを押したりネジったりするとファイルが折れたりするかもしれませんし、ステップが出来るかもしれません。

<ファイルが折れる>

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<ステップが出来る>

niti_img3.jpg

ファイルが折れ込んでも、ステップが出来ても終わりともいえ、通常では器具を根尖まで到達させる事が出来なくなります。

それらをそもそも見えない根管の中さらに根管が曲がっている時もある中で遂行しなければならないわけです。

<根管内は見えない>

01.jpg

そして、根尖まで通過させられる時とさせられなかった時では、感染根管治療の精度は雲泥の差ともなります。

難しいですよね。私が思うにはですが、歯科の治療の中でもかなり難易度が高いと感じます。

さあどうしましょう?

というのを、次回書いていきます。よろしくお願い致します。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 10:28 | Comment(0) | 感染根管治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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