この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
前回、ガッタパーチャポイントを溶かす液、シーラーを溶かす液と題しまして、
ガッタパーチャポイントはGBソルベントで溶けますが、
シーラーは、シーラーの液で溶ける。
という記事を書きました。
根管充填材は、ガッタパーチャポイントとシーラーで出来ていますので、これにて両方溶けるわけです。
実際の行い方ですが、色々な方法を皆様も試してみていただければと思います。
私がよく行なう方法として、
GPソルベントを下の写真のようなダッペングラスというものに入れて使用することが多いかと思いますが、
<ダッペングラス:GPソルベント>
ここに、シーラーの液を一滴混ぜます。
<ダッペングラス:シーラーの液>
シーラーの液がもったいないので、GPソルベントのみでは硬くて取れ辛いと感じた時のみです。
実際に臨床にて、根管充填材の除去を行なっておられる先生方は、すぐに取れる時とそうでない時があるのを感じることがおありかと思います。
特殊なレジン系のシーラー(とても硬い)などが使用されている場合もありますが、
そうでない場合、
シーラーの比率が高いのでは、と考えるのです。
<シーラーの比率が高いのでは?>

つまり、ガッタパーチャポイントはGPソルベントで溶けるが、シーラーは溶けないから、こんなにファイルが進んでいかないのでは、と考えるわけです。
そんな時は前回のブログでお話ししました、シーラーの液を利用することをお考えくださってもいいかもしれません。
実はかもしれませんと言っているのは、
効果がわかりづらいからなのですね。
GPソルベントで溶けてるのか、シーラーの液が効いているのか?
混ぜてしまうとはわからないのですが、私の感覚では若干は取れやすくなると感じます。
しかし、経験として、GPソルベントのみもしくは、GPソルベントにシーラーの液を加えての
両方のやり方を合わせて、大抵の場合は根尖まで到達します。
重ねて言いますが、このやり方は教科書的ではありません。
1つの御参考程度にお考えくださればと思います。
私は、根管充填材が除去しやすいと感じるのですが・・というものです。
では、次回より今回の内容も含めて、実際の臨床での根管充填材の除去“手技”を書いていきたいと思います。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございます。
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