この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
プレミアムファイルの記事があり、間が空いてしまいましたが、
患者説明・コミュニケーションの章の続きを書いていきたいと思います。
<患者説明・コミュニケーション>
患者説明・コミュニケーションの総論は前々回で終わっており、各論の一回目「フリーズ時間が発生したとどうしてわかるのでしょうか?」が前回となっております。
今回より、「コミュニケーションを科学する」として記事を書いていきたいと思いますが、前回から時間が開いてしまいましたので、
まずは前回までのおさらいをしますと、
患者説明では、患者さんにとって聞きたくない話もしなければならない時があります。
患者さんからしたら、自分の体のことであり、冷静さを失うことも仕方ないことです。
<患者さんの頭の中>
そんな時、人の反応というのは、取り乱すのではなく、何も考えられなくなるということを頭に入れておいた方が良いのではと思います。聞いている話は、耳から耳を通過し、頭に入ってこない状況になります。
その時間を‘フリーズ時間’というのでした。→患者説明・コミュニケーション6「“フリーズ時間”が患者さんに起こっている時に大事な話をしても伝わらない」
<フリーズ時間が発生>
そして、
そのフリーズ時間に大事な患者説明をしても患者さんに伝わらないことが、医療者側と患者さん側との患者説明で問題になることが多いように思います。
<言った言わない>
それを避ける為に、
‘フリーズ時間’が発生した患者さんからのサインを見逃さないこと。→患者説明・コミュニケーション8「フリーズ時間が発生したとどうしてわかるのでしょうか?」
そして、フリーズ時間が発生したら希望の言葉で戻し、患者説明を続けるということでした。→患者説明・コミュニケーション7「話し方、話す順番の概要。フリーズ時間が発生したら、希望の言葉で戻す」
<希望の言葉>
今回より、では実際にどのように患者さんに説明していくのか?ということをひも解いていきたいと思います。
題して「コミュニケーションを科学する」です。
なかなか面白いと思いますのでお楽しみになさってくれれば嬉しいです。
まず、フリーズ時間が発生しそうな言葉とフリーズ時間を解いてくれそうな希望の言葉を下に列挙します。
<フリーズ時間が発生しそうな言葉>
・虫歯がある
・神経を抜かなけれはならない
・歯周病もある
・歯を抜かなければならない
・銀歯になる
<希望の言葉>
・痛みがなくなる
・また噛めるようになる
・保険で出来る
・保険は効かないが白い被せ物もある
などなど、、
症例として、例えば、下の絵のような、抜歯もしなければならず、虫歯も歯周病もあるケースはいかがでしょうか。
<要抜歯歯を含む、虫歯も歯周病もある症例>
まずは、次回の記事が更新されるまで、御自身で上記の言葉達をどの順番で患者さんに話していくのかを一度お考えいただくと、さらに次回からの記事が面白いかと思います。
是非お試しあれです。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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