この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
→動画「CR治療」
前回までで、CR充填が終わりました。
今回は、歯頸部CR充填についてのまとめと問題点について書きます。
まず、歯頚部CR充填に入る前の歯の断面図です。
<CR充填に入る前の歯の断面図>
この状態からCR充填に入っていきます。
歯頸部のフロータイプのCR充填は大きく分けて、2段階に分けて充填していきました。
第一段階は、歯頸側マージンを全て充填するのでしたね。
→CR治療15「歯頸部CR充填、第一段階(まずフローCRで歯肉側マージンをすべて充填しよう)」
<歯頸部CR充填の第一段階の図>
<歯頚部CR充填の第一段階の口腔内写真>
そして、
第二段階は、第一段階で充填したCRの上から‘色’、‘形’に留意して充填していくのでした。
→CR治療16「歯頸部CR充填の第二段階1:‘色’について」
→CR治療17「歯頸部CR充填の第二段階の‘形’について」
<歯頸部CR充填の第二段階の図>
色に関しては、第二段階で充填するCRの厚みを考慮に入れて、色の選択をするといったことを説明させていただきました。
<充填する厚みでCRの色を選択>
形に関しては、隅角の角度を元々の歯と同じにする。
<隅角の角度を元の歯と同じにする>
ということと、
探針を使ってフローCRの賦形(フケイ:形態を付与すること)の仕方
をお伝えさせていただきました。
<探針を使ってのフローCRの賦形1(隅角)>
<探針を使ってのフローCRの賦形2(べベル)>
充填完了時の写真が下の写真となります。
<充填完了時>
きれいに詰められているように見えますが、問題点もあります。
それはフローCRの欠点ですが、流れがいいので、どうしても少し流れてしまい、オーバーめに充填されていることです。
どういうことかと申しますと、
第一段階では、下の写真のようにオーバーしています。
<第一段階のオーバー部>
そして第二段階では、下の写真のようにオーバーしています。
<第二段階のオーバー部(隅角とべベル)>
これらを適正にする次のステップを‘形態修正’といいます。
次回より形態修正について記事を書いていきます。
よろしくお願い致します。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
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