この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
→動画「CR治療」
前回、歯頸部CR充填の第二段階では
1.隅角の角度を合わせる
2.歯とCRの境目を分かりづらくする
を留意しましょうといったことを書きました。→前回
では実際どうやるのかを今回お伝えしていきます。
まず第一段階は終わっている想定なので、下の写真の状態から第二段階の充填スタートです。
<第一段階完了時>
<第一段階断面図>
では、第二段階の実際の手技に移ります。
ここから、第二段階としてまずフロータイプCRを真ん中くらいに下の写真くらい垂らします。
<真ん中くらいにCRを垂らす>
<量の目安>
ここから‘探針'を使ってまずマージン方向にチョイチョイッとのばし、第一段階のCRと移行的にします。
<マージン方向にのばし、第一段階で充填したCRと移行的にする>
ここで、フロータイプの形の賦形(フケイ:形を作ること)は‘探針'を使うのですが、探針での賦形の仕方をお伝えします。
下の写真を見て見て下さい。
<探針での賦形の仕方1>
上の写真のように、探針でフローCRの上部を引っ張り自分ののばしたい部位にのばしていきます。
これでまずマージン方向のCRの賦形をします。
<マージン方向のCR賦形>
そして、隅角の角度を合わせるやり方は、
写真の丸で囲った部分の光の反射を同じくするのでしたね。
<角度を合わせる隅角>
そのまま、探針で下の写真のようにします。
<探針での賦形の仕方1の方法で矢印方向にのばす>
↓
色んな方向から見て、確認しながら、隅角の角度を合わせるように賦形します。
次に、
2.歯とCRの境目を分かりづらくする
ですが、下の写真の位置くらいに、フローCRを垂らした後、ベベル方向に探針でのばしていきます。
↓
<探針で、ベベル方向にのばす>
この時の探針でののばし方にも特徴があります。
下の写真を見てみてください。
<探針での賦形の仕方2>
上の写真のように、上下に細かく動かしながら、ベベル方向にのばしていくと流れが良くなり、きれいに充填出来ます。
<上下に細かく動かしながら、ベベル方向にのばす>
これは、昔流行った、歯のマニキュアの仕方を応用したものです。
<歯のマニキュア>
歯のマニキュアもフロータイプのCRもこのように上下に細かく動かすと、気泡が入らず、きれいに‘ならす’ことが出来ます。
下の写真がCR充填が完了した状態です。
<歯頸部CR充填完了>
今回御説明した、二つのフロータイプのCRの賦形の仕方で、是非お試し下さい。
次回、CR充填のまとめと、充填のみでの問題点について記事を書きたいと思います。
この問題点が、その次のステップである‘形態修正’に活きてきます。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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