この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。
今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
→動画「CR治療」
「歯頸部CR治療」も今回で21回目ということで、ずいぶん長くやっているなあと私自身も感じます。
処置にしたら、ものの10分で終わることなのですが、それをここまで、細かく説明しているところが、細かくしすぎかもと思いつつ、
インターネット歯医者さんらしいかもとも思っています。
では、今回も‘形態修正’について細かく説明していきたいと思います。
といいますのも、
通常、教科書や参考書では
「形態修正をする」と書いてあるだけです。
少し細かい参考書でも
「スーパーファインやカーボランダムポイントにて形態修正する」
と書いてあるだけかと思います。
それだけで出来る人もいるのかもしれませんが、私は正直、出来ませんでした。
どこをどのような形にするのか?バーの動かし方は?バーの角度は?回転数は?歯茎縁下に入れる深さは?
ということが書いていないからです。
なので、そういったことに、留意して説明していきたいと思います。
形態修正は、2段階に分けて行なうのでした。→前回
第一段階は、「スーパーファイン」で歯肉側マージン部分のオーバーを除去するでした。
写真でいうと下の黒線の部分です。
<歯肉側面マージン部>
ここは断面図でいうと下の状態です。下の写真の黒く塗った部分が、オーバー充填の部分です。
<オーバー部分の断面図>
このオーバー部を削除するには、スーパーファインを当てる角度は下の写真のようにしましょう。
<当てる角度>
つまり、歯茎の中に歯根があるわけですが、そこと移行的にするには、歯根の傾斜と同じくする必要があるわけです。
下の写真の矢印の方向に歯根は存在していくわけですから、
<歯根>
上の写真の矢印に添わせようとすると、バーの角度は当然、歯根の向きに合わせて傾斜させることになります。
まとめますと、バーの角度は、こうではなくこうです。
<バーの角度×>
<バーの角度○>
違いがお分かりになるかと思います。
そして、この時のバーの動かし方にも特徴があります。
スーパーファインは出来るだけ‘行ったり来たりさせない’ということです。
どういうことかを次回記事に致します。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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