この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

→動画「虫歯除去」
前回、虫歯の削り方の第二段階(コントラハンドピースに大きいラウンドバーをつけて大まかに軟化象牙質を削る)についてお話ししました。→虫歯の削り方7「第ニ段階(コントラハンドピース用の大きいラウンドバーで軟化象牙質を除去する)」
今回は、ではどこまで削れば第二段階が完了なのか?
ということについて書いていきたいと思います。
次回、第三段階についてお話しますが、第三段階があるということは第二段階では虫歯が取りきれないからです。
なぜか?
それは、虫歯の一番深い底の部分の断面図を見るとわかります。
下の写真をみてみて下さい。
<虫歯の一番深い底の部分の断面図>

コントラハンドピースですと、健全象牙質に当たるととたんに削れなくなります。
すると第二段階で使用する大きいラウンドバーの直径より小さくて、深く進行した虫歯は削れるでしょうか?
<大きいラウンドバーの直径より小さくて、深く進行した虫歯>

バーが健全象牙質に当たって届きませんよね。
<健全象牙質にあたり、バーが虫歯に届かない>

実際は頑張れば、コントラハンドピースのラウンドバーでも健全象牙質は削れますが、頑張る必要はありません。
ラウンドバーの直径を小さくすれば良いのです。
<そんな時は、ラウンドバーの直径を小さくする>

そうすれば届きますね。
これが第三段階となりますが、つまりいいかえると第二段階完了の目安は・・
第二段階で使用した大きいラウンドバーの直径よりも大きい軟化象牙質を除去した状態となります。
さらにいいかえると、残った軟化象牙質が使用しているラウンドバーの直径よりも小さい場合は第二段階完了です。
写真にします。
<第二段階完了時>

検知液で赤く染色されている部分が虫歯ですが、明らかに大きいラウンドバーの直径よりも小さいですね。
この状態が、第二段階を完了した状態で、第三段階に移行する時です。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
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