スポンサーリンク

2015年12月31日

2015年度の「インターネット歯医者さん」の御報告とお礼



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

今年度のご報告とお礼をお伝えしたく、パソコンを出してきました。

<今年度イメージ>

2015年イメージ

今年度のインターネット歯医者さんをお伝えする前に、去年の記事を見てみたいと思います。

2014年12月29日の記事

去年のお知らせ「(今年度を振り返り)」は記事数64記事目でしたね。

アクセス数は月に3000PV(延ページ数)/800UU(延人数)と書いてあります。

更新頻度を上げる写真の挿入が間に合わないかもといったことも書いてありました。

今年度確かに、ブログの更新頻度を上げる為に頑張りました

宣言通り、写真挿入が間に合わなかった点はありますが、

平均して週2回以上は維持出来たと思います。

おかげ様で、現在184記事目が書けています。12月のアクセス数はまだ出ていませんが、

11月のアクセス数をみると→「お知らせ11月アクセス結果」

ブログ「インターネット歯医者さん」は36648PV(延ペー数)/8755UU(延人数)

でした。

比較をすると

2014年12月 3000PV(延ページ数)/800UU(延人数)

から

2015年11月 36648PV(延ペー数)/8755UU(延人数)

となります。

なんと月のアクセス数が10倍になりました。

皆様本当にいつもお読みいただき誠にありがとうございます。


また、今年度のご報告として

動画配信サイト:インターネット歯医者さん〜実践編〜

を開設出来た事が何よりです。

<インターネット歯医者さん〜実践編〜>

インターネット歯医者さん〜実践編〜

こちらも現時点での過去30日のアクセス数が1046PV/458セッションとなっております。

動画本数は106本、動画視聴回数は2781回、チャンネル登録者数12人となっております。

動画は保護されており、メルマガ登録しないと見れないのですが、メルマガ会員数も現在45人となりました。→メルマガ登録

私の歯科医としての活動ですが、今年度に日本口腔インプラント学会の専修医を取得させていただきました。

<日本口腔インプラント学会専修医>

日本口腔インプラント学会専修医

勉強会にも多数出席しました。

<勉強会様子>

勉強会の様子

そして、最近の話ですが、医療情報サイト「ドクターズファイル」に紹介されました。

本八幡医院を辞めた事も、私の中では大きな変化でありました。

振り返ってみますと、色々なことににチャレンジし、変化のあった年であったなと思います。

来年はさらに頑張りたいと思います。


今年も皆様からのアクセスを励みに「インターネット歯医者さん」を書き続けることが出来ました。

心よりお礼申し上げます。

皆様のご多幸を祈り、本年の筆を置きたいと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆のお知らせ〜

ブログの目次や全ての一般歯科動画が見れるなど特典がありますので、ご登録がまだのお方はどうぞ下記のフォームからご登録いただけると嬉しいです。無料です。

無料メルマガの説明動画はこちら

「インターネット歯医者さん」無料メルマガ登録はこちら→「インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆」

posted by さけいくら at 09:51 | Comment(0) | その他・お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月17日

補綴物除去2/10「銀の詰め物(インレー)を除去する方法」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

今回は動画もあります。是非ご覧くださいませ。
動画「インレー除去」

では「補綴物除去」の実際の臨床をお伝えしていきます。

あくまで、私のやり方ですが、たぶんどんな症例でも使えそうなやり方を御紹介致します。

たとえば、インレーの境目を削っていき、ドライバーで外すなどのやり方も存在しますが、私はあまりそういった方法をしません

そういった方法の利点としては、金属が一塊で取れるので、金属を保存出来る、上手く出来れば早いといった事が挙げられますが、

欠点として、健全歯質を削ってしまいやすい、ドライバーなどで力をかける際に少なからず歯に負担をかけます

ですので私は以下の方法で「インレー(銀の詰め物)除去」をします。

ポイントは‘イスムスを切りきる’ということです。

今回は動画撮影は終わっておりますので、そちらでも説明をしておりますので、是非ご覧下さると嬉しいです。

‘イスムスを切りきる’とはどういった事かと申しますと、まずイスムスとは下の写真の丸で囲った部分を言います。

<イスムス>

イスムス

イスムスとはインレー形成の窩洞が狭くなっている部分です。

切りきるとはこの部分を下の歯やセメントが完全に見えるまで削るということです。

<イスムスを切りきる。白いところが切りきっているところです。白いセメントが見えています>

イスムスを切りきる

この切りきる事が大事になります。

切りきったらば、インレー除去は成ったも同然です。

イスムスの部分を削っていき、下の歯が全て見えるようにしたら、

次は下の写真1のように下から上にかき上げるようにバーを動かしながら、写真2の方向に進めていきます。

<写真1:下から上にかき上げるようにバー動かす>

下から上にかき上げるようにバー動かす

<写真2:矢印の方向にバーを進めていく>

矢印の方向にバーを進めていく

すると向こう岸に到達する前にインレーの分離した方が外れてきます

<イスムスを切り、分離した部分のインレーが外れる>

イスムスを切り、分離した部分のインレーが外れる

あとはこれを繰り返していきます。

次は下の写真のイスムスの部分を切りきりましょう。

<次は丸で囲った部分のイスムスを切りきり、分離した部分をつくる>

丸で囲った部分のイスムスを切りきる


また下の矢印の方向に、バーを下からかき上げるように進めていきます。

<矢印の方向にバーを下からかき上げるように動かしながら進める>

矢印の方向にバーを下からかき上げるように動か

また分離した部分がとれます。

<分離した部分が外れる>

分離した部分が外れる

もうお分かりになられたかと思います。

残ったインレー部分を同じ方法でとっていきます。

大抵は、最後まで行く前にとれてきますが写真で順番にインレーが除去されていく様子をみてみて下さい。

<イスムスを切りきり分離した部分を作る>

イスムスを切りきり分離した部分を作る



<矢印の方向に下からかき上げるようにバーを動かしながら進め、分離した部分を除去する>



矢印の方向に下からかき上げるようにバーを動かす




インレー除去が完了しました。

<インレー除去完了>

インレー除去完了

この方法ですと、金属の保存が困難という欠点はありますが、健全歯を削るリスクはだいぶ少ないです。

金属より、健全歯質の方が大事ですよね。

また、

私はこの方法でとれないインレーは今のところないです。

是非お試しあれ、です。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆のお知らせ〜

ブログの目次や全ての一般歯科動画が見れるなど特典がありますので、ご登録がまだのお方はどうぞ下記のフォームからご登録いただけると嬉しいです。無料です。

無料メルマガの説明動画はこちら

「インターネット歯医者さん」無料メルマガ登録はこちら→「インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆」

posted by さけいくら at 15:59 | Comment(0) | 補綴物除去 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月15日

思考編「できるセカンドドクターとは?」



この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。

心よりお礼申し上げます。

さて前回、「セカンドドクターが持ち患者さんを担当するまで」の流れについて書きましたが、

ファーストドクターから見て、出来るセカンドドクターとはどんな先生をいうことが多いと思いますか?

<師匠と弟子イメージ>

師匠と弟子のイメージ

私や私の周りにいる先生の意見ではありますが、御興味がございましたら是非続きをお読み下さい。

ただ、その前に一つお伝えしておきたいと思います。

自分でも‘偉そうに’とは思っていますし、普遍的かどうかは今回のテーマはさらにわかりません。ファーストドクターの性格にもよるかもなとも思います。

ただ、私の年代になると同期はほとんどファーストドクター(院長)になっています

これからのお話は、

彼らからの話というかグチといいますか、それらを私なりの意見を加えてまとめたものです

では本題へいきます。

<ファーストドクターとセカンドドクター>

ファーストドクターとセカンドドクター

前回、インレー治療(除去も含め)を例に、‘セカンドドクターが持ち患者さんを担当するまで’の‘流れ’を書きました

ここで大事なことは

その‘流れ’はインレーや虫歯治療に限らず、全ての処置に当てはまるということです。

それは‘診断’ひとつとっても、挨拶からはじまり、電話の応対患者さんのユニットへの受け入れ方問診の仕方、視診、触診、X線診・・などが‘下準備’にあたり、最後の‘仕上げ’がファーストドクターによる‘診断’となるわけです

スケーリングなども、補綴を前提としていたら下準備にあたりますよね。

処置に及ぶ前の、患者さんとの信頼関係を築く(専門用語でラポールをとるといいます)というのも下準備に当たります。

そして、たとえ持ち患者さんをもらってもそれで終わりではなく、その先の治療計画のたて方、患者人数が増えてきた時の現場の回し方、危機管理能力の高め方、医院の管理の仕方へと・・それらもファーストドクターになる前の下準備といえます。

いわゆる‘できる’セカンドドクターというのは、この何段階にも渡る‘下準備’項目を次々にクリアしていく人です

<段階をクリアする>

段階をクリアする

しかもファーストドクターのやり方で、というのがミソです。

いうなれば、患者さんを呼んでユニットに座らせるなんてのはだれでも出来ます

ただ、その医院のやり方があるはずです。

問診している時に、ファーストドクターは患者さんの右側2時の方向にいるのか、4時の方向にいるのか、目線の高さはどうしているのか・・

それら細かいところまで、観察して下準備を進めていってくださればと思います。

<よく見る>

観察する

結構プレッシャーをかけてしまったかもしれませんが、

別に最初から出来なくて良いのです。

そして、ファーストドクターも助け舟を出してくれる事がほとんどです。

違うやり方をしていたら、医院の責任者も困ってしまうので、うちのやり方はこうするんだよ、と必ず言ってきます


ただ、仮歯を30分かけて作ってもうまくいかなかったとしましょう。

2度目に挑戦させた時に同じように上手くいかず、かつ‘練習した様子も改善もみられなかった’場合は、

残念ながら、ファーストドクターはこう思います

「教えたのに・・」「覚える気がないのかな」「前回、その処置が上手くいかず、周りや患者さんに迷惑をかけたのになんとも思ってないのかな」「人間的に問題あるんじゃないの」「教えるの嫌だな」

となります。

なので、せめて練習はしましょう

<練習する>

練習する

たとえ、2度目も出来なくても改善が認められれば、ファーストドクターはこう思います

「まだまだだけど、頭ではわかっているようだ」「必ず出来るようになるだろう」「この先生をもっとよくしていくにはどうすればいいだろう」「助けになりたい」

といった考えになります。

一番やっかいなのは、自分はもう出来るからと一切ファーストドクターの言うことを聞かない先生です。

ファーストドクターはどう思うかというと

「無視だな・・」「自分の治療の邪魔になる」「ここにいないで開業すればいいのに」

経営者はどう思うかというと

「早く辞めてくれないかな」

くらい思うかもしれません。

厳しいようですが、プロの世界での経験に皆、誇りと生活をかけてますのでこのようになります

くれぐれもお気をつけいただいた方がお得です。

また、ファーストドクターからすると、まだ卒業間もない歯科医師が出来るわけないと思っている方がほとんどです

そして、今新人の歯科医師の先生方もおそらく、自身がベテランになった時にそう思います

なぜなら、たとえば抜歯などもう何度も成功させていて、自分はもう抜歯はできるなと思っていても、その次の抜歯が抜けない事もあるからです

虫歯治療でも、入れ歯でも、歯周病治療でも・・同じです。

もう自分は出来るなと天狗になっていたのに、天狗の鼻が折られることがあります。

それの繰り返しです。

<もうできると思っても、次出来ないことがある>

できると思っても、次出来ないことがある

最初は簡単そうにみえる歯科治療も、深遠なる道が広がっております

長い階段を登るかのように様々な段階があるわけです。

その階段は先が見えないほどです。

<先の見えない階段イメージ>
先の見えない階段イメージ

仮歯を作るくらいで、つまづいていられないのです。

よくご質問のある補綴物除去はまあまあ難しいですね。

でもそこでつまづいてはいられないです。

今回は少し厳しめのお話をしましたが、やることは簡単です。

かくいう私も「できるセカンドドクター」ではなかったと思います

怒られてばかりでしたし、落胆されることさえももしばしばでした。

レントゲン室に閉じ込められ、もう診療室に入ってくるなと言われたこともあります。

ただ、怒られてつらくても努力はし続けました。

やり方はどうであれ、ファーストドクターが怒っている内容が歯科診療に関わっている場合は、耐えようと思いました。自分はいい歯科医師になりたいと思っていたからです。

なにも1番にならなくてはならないとか、必ず出来なきゃいけないわけではなく

練習したり、勉強したり、改善したり、

する努力をするということです。

「努力はしてるんだけどなー」とファーストドクターから言われたり思われたりしたら、セカンドドクターは「こんなに努力してるのにできないなんて、自分はダメなんだ、やめたい」と思うかもしれませんが

逆ですよ。合格ということです。

なぜなら、ファーストドクターは教えるのをやめないからです。

真面目に、素直に頑張っている人を教えるのをやめる人はほとんどいません少なくとも私はやめたりしません

それなら、辞めなければ、必ず出来るようになりますよね。

スポーツや音楽のように才能や創作がものをいう世界とは少し違います。

私は、今年で10年(ぽっちですが)やってきて、医療業種とは努力がものをいう世界のように感じます。

“出来るまでやる”

でいいのではないでしょうか。このマインドは是非お試しあれです。

そして、‘下準備’を次々にこなしていきましょう

ゴールというのはもしかしてないのかもしれませんが、階段を一段上るたびに

患者さんの笑顔が待っています。

導いてくれる人(ファーストドクター)の笑顔も待っています。

そして御自身も豊か(お金だけでなく)になるでしょう。

それらは御自身の為にもなると思います。その努力は必ず実を結びます。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆のお知らせ〜

ブログの目次や全ての一般歯科動画が見れるなど特典がありますので、ご登録がまだのお方はどうぞ下記のフォームからご登録いただけると嬉しいです。無料です。

無料メルマガの説明動画はこちら

「インターネット歯医者さん」無料メルマガ登録はこちら→「インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆」

posted by さけいくら at 12:48 | Comment(2) | 思考編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
スポンサーリンク

動画やブログの文章などは、私のオリジナルですので、著作権保護されております。無断での複製や引用はお控え下さい。よろしくお願い致します。