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2015年09月29日

インレー形成14/22(咬合面形成仕上げ)



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動画「インレー形成」

前回までに、「咬合面形成ガイド」「裏層」「隅角の丸め」が終わっておりまして、下の写真のようになっております。

虫歯が大きく、窩洞が広い症例などでは、「隅角の丸め」を行った後、写真のように段差が出来てしまいますね。

<窩底の段差>

窩底の段差

ここもきれいにしたいものです。

やり方は、

隅角は触らず、下の写真のようにバーを動かします。

<隅角は触らずバーを動かす>

隅角は触らずバーを動かす1

隅角は触らずバーを動かす2

隅角は触らずバーを動かす3

そうすると、こんどは隅角以外が段差になりますね。


ここからが大事です。

ここから下の写真のように、隅角へタービンを動かします。

<タービンの動き>

タービンの動き

隅角へタービンを

この時に、ほとんど抵抗を感じないのを確認しながら、窩底の広いところから、隅角へバーを動かします

<窩底の広いところから隅角へバーを動かす>

窩底の広いところから隅角へバーを動かす

窩底の広いところから隅角へバーを動かす

イメージとして、窩底の広い部分はスーッと動かし、隅角へジュッと入れる感じです。

写真を付与します。

<スーッ>

窩底の広い部分はスーッと動かす

<ジュッ>

隅角へジュッと入れる

という感じです。

これがフィニッシュラインになります。

この時に念頭においておくことは、

1.インレー形成バーの下面が全て抵抗を持たず、窩底に接しながら動いているか

窩底に接しながら動いているか

2.深さが最低、インレー形成バーの半分程度あるかどうか

深さが最低でもインレー形成バーの半分程度あるか

です。

是非やってみていただければと思います。

最終的に下の写真になれば完成です。

<咬合面形成完成>

咬合面形成完成

次回遅くなりましたが、「お知らせ」をはさんで、「フレアー形成」「側室形成」にいきたいと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 09:03 | Comment(0) | インレー形成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月26日

インレー形成13/22(きれいな曲線を形成するために)



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動画「インレー形成」

今回はインレーの咬合面のあのウネウネした形をつくる方法について書いていきたいと思います。

<インレーの咬合面ウネウネした形をしている>

インレーの咬合面ウネウネした形

きれいなインレー形成は隅角が丸いのが特徴です。

きれいな曲線が出ているという事は、今後技工士さんがインレーを作成する上でも、適合の良いインレーを患者さんに提供する上でも大切です。

ただ、下のインレー形成の写真をみてみて下さい。

<インレー形成>

インレー形成

この複雑な形を、しかも狭く、視界の悪い口の中で、

一筆書きで出来る人はあまりいないと思います

卒業したての時など、一筆書きで形成をしようと思ってしまいがちですが、たいていは失敗してしまいます。

それは、形成の時は同じところを何往復かさせて形成面をつくりますがその際に

‘同じところを同じように動かせない’からです。

形成のコツは、

‘同じところを同じように動かす’

という事がきれいな面をつくるコツです。

例えば、辺縁隆線付近の形成を例に写真を添付致します。

<同じところを同じように動かした場合>

同じところを同じように動かした場合

<同じところを同じように動かせなかった場合>

同じところを同じように動かせなかった場合

同じところを同じように何往復も出来れば、きれいな面が出来ますが、動かせなかった場合は、形成面がガタガタになってしまいます。

かといって、私でも下のインレー形成のウネウネした形を、何度も同じようにバーで往復させる事は自信がありません。

<インレー形成>

インレー形成

ただ、ここの範囲のみであったら、なんとか出来るのではないでしょうか?

<この範囲のみ、同じようにバーを往復させる>

同じようにバーを往復させる


これを全ての隅角に行います。

<全ての隅角に行う>

全ての隅角に行う

すると下の写真のようになります。

<全ての隅角に行った後>

全ての隅角に行った後

いかがでしょうか?

曲線が出来ましたね。なにも、一筆書きで曲線を作らなくて良いのです

まず、咬合面形成ガイドに沿って予防拡大したあとに、尖っているところを下の写真の動きで丸めれば、曲線が出来ます。

<隅角を丸める動き>

隅角を丸める動き1

隅角を丸める動き2

隅角を丸める動き3

これでインレー形成の大半が出来ました。

実はもうこれで、インレー入ります。

臨床的にはOKです。

しかし

よく見てみると下の写真のように隅角と隅角の間の窩底に段差があります。

<窩底の段差>

窩底の段差

これもきれいにならしたいですね。

次回「咬合面形成(仕上げ)」について書いていきたいと思います。

よろしくお願いします。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 18:14 | Comment(0) | インレー形成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月24日

インレー形成12/22(辺縁隆線が薄くならないように咬合面形成ガイドを太くする)



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動画「インレー形成」

前回、「タービンの向きと方向」について書きました。

今回より実際に削っていきます

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まずは順番を書いていきます。

1.スライスカット
2.辺縁隆線から咬合面形成をスタートする
3.咬合面形成ガイドに沿って隅角を丸める
です。

これらをタービンヘッドを咬合面に平行にしたまま行ってみて下さい。

ではいきます。スライスカットについては以前のブログにて書きましたので、割愛しまして

辺縁隆線から咬合面インレー形成を開始します。

まず、下の写真の矢印の向きに削っていきます。

<辺縁隆線付近からインレー形成>

辺縁隆線付近からインレー形成

この時に、タービンヘッドが傾いていないか確認しながら、‘浅め’で結構なので、ガイドに沿って、下の矢印の方向に動かしていきます。

<辺縁隆線付近の形成>

辺縁隆線付近の形成

この時に、辺縁隆線が薄くならないようにしてください。

実はガイドを設けたのは、そうならない為という意味もあります。

下の写真をみて下さい。

もしもガイドがなく、咬合面裂孔にインレー形成バーの下の面の中心がくるようにおいた場合、辺縁隆線は薄くなってしまいます。

<咬合面裂溝の中心にインレー形成バーの中心を合わせると辺縁隆線が薄くなる>

辺縁隆線が薄くなる

<こちらが正解>

ガイドがある場合


ガイドがあるとどうでしょうか?

下の写真をみて下さい。インレー形成バーの中心をずらす事が出来ます。

ガイドの状態をみて、これ以上遠心に削ると、辺縁隆線が薄くなってしまうな、なんてこともわかりやすくなります

特に初心者の場合にて、辺縁隆線が薄くなってしまう場合がありますが、その時はガイドを最初につけておくことを私はお勧めします。是非、お試しあれです。

<咬合面形成ガイド>

咬合面形成ガイド

そして、辺縁隆線付近より形成をはじめて、浅くて良いので太い方のインレー形成バーで形成ガイドに沿って形成していきます。

下の写真が、咬合面形成ガイドに沿って、太い方のインレー形成バーで形成した状態です。

<ガイドに沿ってインレー形成バーで形成した状態>

インレー形成バーで形成

次回ここから「隅角の丸め」について記事を書いていきたいと思います。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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posted by さけいくら at 12:53 | Comment(0) | インレー形成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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