この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

→動画:インターネット歯医者さん〜実践編〜の目次「患者さん」参照
前回「仮着」する理由について書きました。
今回は「仮着」に対する考え方について書きます。
調整した補綴物を初回から本着する先生も多くいらっしゃるかと思います。
それ自体間違った治療ではないです。
どちらかというと、仮着の方が教科書的ではないですね。
ただ、下記の事も思います。
でも食事している時、発音している時、口の中の動きは外から見えませんよね。
色だって、医院の蛍光灯の光しか確認出来ないわけです。
その補綴物は正しいかどうかはやはり使ってみないとわからない
というのが私の見解です。
だから一度仮付けするのですね。
少し厳しい物言いになってしまうかもしれませんが
くれぐれも、自分の考えた被せ物が正しいので、患者さん側が慣れて下さいというスタンスは
出来るだけやめた方がいいと思います。
補綴主導の治療があることは知っていますが、人間の体はもちろん口の中も複雑怪奇です。
歯だけがあるわけではありません。
顎を動かす筋肉もあれば、神経もあります。
舌や頬などの軟組織の動きなど
全てを把握するなど不可能だと思います。
まあ仮にとても凄い先生がいて、出来たとしても、実際模型にそれを再現するのは無理な訳です。
模型は石膏だから硬いですね。軟組織を再現することは物理的に出来ないです。
模型から補綴物を作るわけですから、それは無理な話になります。
もしも色々やって再現出来たとしたら、それはそれでもちろん良い事と思いますが、本当に再現出来てるの?
という疑問が残ります。
半調節咬合器やゴシックアーチなど患者さんの咬合をより再現する方法はありますが、本当に全てを再現しているわけではありませんよね。
人より、より深くやったからといってそれで自分は正しい、合わないはずはないと思うのはおこがましいことだと思います。
まずは、印象で歯しか採っていないのなら、患者さんの方が実際使って身を持って感じる情報量が多いですから
患者さんの方が正しいです。
言い方を変えると患者さんが実際使った状態で、正しいか正しくないか決まります。
なので最初仮付けで試してもらうわけです。
と、仮付けで色々語ってしまいましたが手技としては簡単です。
次回手技についてお伝えします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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