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2015年02月21日

石膏5/6(チクソトロピー)



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動画:「石膏」


前回、絶対に気泡を入れないつぎ方をお話ししました「石膏4

おすすめです。

今回は、気泡以外に石膏つぎで他に失敗するポイントについてお話したいと思います。

まず、コアの印象に石膏をつぐ時は注意です。

<コア前歯>

コア前歯

<コア大臼歯>

コア大臼歯


コアとは、上の写真のようなもので、歯の根っこの補強材です。


根に芯棒を入れることによって、例えばコンクリートに鉄筋が入って‘鉄筋コンクリート’になるように補強してくれます。

さて、コアの印象面は下の写真のようになっております。印象面は芯棒がつきだしているように採れます。

<コア印象面>

コア印象面

このつきだしている部分は力をかけると曲がります。また、力をとると元の形に戻ります。

この性質を弾性というのでしたね。「連合印象4

<重みでポスト部分が曲がる>

重みでポスト部分が曲がる


ここに石膏をついでいくと、石膏の重みで、この芯のようなところが曲がります。

当然ながら曲がったままで、石膏が固まると、本来の形とはずれてしまうわけです。


そんな時は、‘チクソトロピー’という性質を使いましょう。

チクソトロピーというのは、流動性という意味です。

石膏は、バイブレーションをすると流動します。

<石膏はバイブレーションすると流動する>

石膏はバイブレーションすると流動する

ですので、バイブレーションさせる為に、バイブレーターというのを使用します。

<バイブレーター>

バイブレーター


では本題に戻ります。最初石膏の重みでポストが曲がります。

<石膏の重みでポスト部が曲がる>

石膏の重みでポスト部が曲がる

<石膏の重み>

石膏の重み

<たぶん石膏の中で曲がっている>

たぶん石膏の中で曲がっている

そのあとここが大事です。

ポストのある方向にトレーをバイブレーターに押し付けましょう。

<ポストに垂直になるようにトレーをバイブレーターに押し付ける>

ポストに垂直になるようにトレーをバイブレーターに押し付ける

チクソトロピーによって曲がっていたポストが石膏の中で、元の形に戻ります。


下の写真の矢印を見てください。

石膏の重みで曲がる

<矢印の方向に石膏の重みで曲がる>

矢印の方向に石膏の重みで曲がる

寒天には弾性がありますので、石膏が流動すれば自然と元の形に戻ります。

<バイブレーションすると元に戻る>

バイブレーションすると元に戻る

というわけです。


これはいろんな事に使えます。

例えば、支台歯の印象でも、歯肉縁下はとても薄くなっています。

<歯肉縁下印象面>

歯肉縁下印象面

このピロっとしたところも石膏の重みで変形しては本当の形とズレてしまいます。

特にここ大事ですよね。

そんなときこそ、この石膏のチクソトロピーを使いましょう。

石膏をついだあとたてていたトレーをねかせて、バイブレーターに数秒かけます。

<トレーをねかせて数秒バイブレーターにかける>

トレーをねかせて数秒バイブレーターにかける

この手間をかけると、正しい模型が作れます。是非お試しあれです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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posted by さけいくら at 23:21 | Comment(0) | 石膏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月18日

石膏4/6(気泡を入れない方法)



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動画:「石膏」


では、前回まで教科書的な石膏のつぎ方をお話してきましたが、「石膏3(練り方)

今回は絶対に気泡を入れない方法です。

まず最後方臼歯部から石膏を流していき、石膏が前方部へ流れていきます。

<石膏が流れていく>

石膏が流れていく

寒天のあるところなど、ここは絶対に気泡を入れたくないなと思う場所にきたら、まず

よーく見ましょう

<緑の寒天の部分に石膏が流れていく様子をよーく見ます>

緑の寒天の部分に石膏が流れていく様子をよーく見ます

石膏が寒天の箇所をどのように流れていくか見れる瞬間はこの時しかありません。

<石膏が流れていきます>

石膏が流れていきます

そしてこの時に、ゆっくり、少しずつ石膏が流れていくのが見れれば、まずは大丈夫です。

しかし、細くて、長い支台歯など目で確認しづらい場合、または石膏がつい早く、多く寒天部にいってしまった場合など、こういう時ありますよね。

その時は下の写真のようにしましょう。

一度石膏を咬合面まで注いでから、勢いよくトレーを上から下に振って、石膏を落とします。

<トレーを上から>

トレーを上から

<下に振ります>

下に振ります

このようにすると下の写真のようになります。

<振った後の状態>

振った後の状態

この状態でバイブレーターをかけるのです。

<バイブレーターにかける>

バイブレーターにかける

このようにすると細かいところにも、石膏が流れていきます。


私はこの方法で気泡が入った事はありません。

是非お試しあれです。

次回は、石膏をつぐ時に気泡以外に失敗しやすいポイントについて書きます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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posted by さけいくら at 22:57 | Comment(0) | 石膏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月15日

石膏3/6(練り方)



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動画:「石膏」


前回の続きで、今回はオーソドックスな気泡を入れない石膏の注ぎ方についてお話しします。

石膏をつぐルールは、一方向から少しずつ注ぐことです。

たいていは最後方臼歯部から注ぎはじめます

<最後方臼歯から注ぐ>

最後方臼歯から注ぐ

そしてバイブレーターにてトレーをバイブさせながら、流していきます。

<石膏の流動性で流れていきます>

石膏の流動性で流れていきます

石膏の流動性で流れていきます

そしてこれを歯の面が全て浸されるまで続けます。

<歯の面が浸されるまで流していく>

歯の面が浸されるまで流していく

あとはトレーをそんなに傾けなくても大丈夫です。

トレーをねかせて、アルジネート印象面が全て石膏がつがれるまで均一に満たします。

<トレーをねかせます>

トレーをねかせます

その後はバイブレーターからトレーをはずし、上に石膏をついで完成です。


<石膏を流すのではなく盛る>

石膏を流すのではなく盛る

<石膏の盛り付け完了>

石膏の盛り付け完了


これが教科書的なやり方ですね。

ただ、このようについでも気泡が入ってしまう時があります。

そこで、絶対に気泡が入らない方法を次回お伝えしますが、

その前に石膏の練り方を今回復習しておきましょう。

石膏を水と混ぜたら、バイブレーターにかけます。

<石膏 粉>

石膏 粉

<水と混ぜ、練る>

水と混ぜ、練る

<バイブレーター>

バイブレーター

<バイブレーターに押し付けます>

バイブレーターに押し付けます

すると気泡が沢山出てきます。

<気泡が出てきます>

気泡が出てきます

そこで、気泡をつぶすように、ラバーカップにヘラを押し付けるようにしましょう。

<ヘラで気泡を押しつぶす>

ヘラで気泡を押しつぶす

そして最後は下の写真のようにします。

<気泡をなくした状態>

気泡をなくした状態

完全に気泡をなくしましょう。



この状態で注ぎはじめるのですね。

最後に教科書的ではない事をお話致します。

ヘラは下の写真の2種類があります。

<ヘラ種類>

ヘラ種類

上がアルジネート練る用、下が石膏練る用ですが、私は石膏も上の形のヘラを使います。

練りやすい方で良いと思いますが、私は写真の上の形のヘラの方が気泡抜きがしやすいんですよね。

試した事がない場合は、是非試してみてください。


ここまでお読みいただきありがとうございました。





タグ:石膏 歯科 気泡

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posted by さけいくら at 09:37 | Comment(0) | 石膏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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