この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

今回は
動画もあります。是非ご覧くださいませ。
メルマガ登録(無料・解除可能)すると
パスワードが発行・返信され、保護中のページに入力すると見れるようになります。
→
動画:「抜歯」前回の続きですが、今回は処置にうつる前に
「抜歯説明」に関してお話をさせていただきたいと思います。
つまり、
インフォームドコンセントです。
<引用>インフォームドコンセントとは・・手術などに際して、医師が病状や治療方針を分かりやすく説明し、患者の同意を得ること。
<インフォームドコンセント>
インフォームドコンセントが患者側医療者側双方にとって大事な事は周知のこととおもいますが、
抜歯などの観血処置(血が出る処置)では特に必要になってくると思います。
なので早く処置に移りたいところですが、やはり大事と思ったので、今回書きたいと思います。
抜歯説明の教科書的な事、例えば全身状態の確認や抜歯後の注意事項など必ずお伝えしなければならないことはありますが、
それは教科書に書いてありますので、今回は教科書的ではないことに注力して書いていきたいと思います。
まず最初に抜歯と義歯のうまい歯医者は人気が出ると昔から言われます。
それは、
処置の結果が患者さん側にダイレクトに伝わる為ですね。
そして
患者さんからこの先生上手と思われれば、患者さんの安心に繋がるわけです。
この先生下手かもと思いながら、抜歯などの手術をされる身になれば、どんなに不安なものかご想像出来ると思います。
時には血圧が上がったり、気分が悪くなったりするかもしれません。それは医学的にも、困りますよね。
ですので、術者(抜歯など手術を行う人)は患者さんに少しでも安心してもらう事が処置を進める上でも、そして
処置を始める前のインフォームドコンセントでも大切です。
かといって、術者側も内心は緊張していますよね。
でもそれは表には出さないようにしましょう。それは医療者として、
グッとがまんかなと私個人的には思います。
患者さんは身体を預けるわけですから、是非その信頼に足る人物に、安心出来る人物に患者さんからは映るように医療者側は努力かと思うわけです。私こそ元来自身のない人間なので、そのようにふるまうことに精神力が必要なのは重々承知なのですが、
人を本当に元気にさせるには、人間的にも強くならなければならない。
どこかで聞いたフレーズですが、中々難しい面もありますが、私も臨床をやってきて同じように思います。
昔同期と国家試験をみんなで受けに行った当日、みんな一様に緊張していましたが、
皆の緊張をほぐすようにふるまっている友人がいました。
この友人は、
医療者として成功するだろうなと感じたものです。
そして今大変成功されています。
偉そうなことを言いましたが、そういった人間の厚みを持ち、患者さんへ信頼を与えられる医療者になりたいと、私も努力しているところですし、その精神修行はこの先も終わらないのだと思います。
<治療説明風景>
少し前置きが長くなりましたが、具体的なお話を致します。
で、
かといって、なんでもかんでも簡単に抜けますよ。大丈夫大丈夫、私に任せて下さい
というわけにはいきません。なので、少し狡いやり方かもしれませんが、抜歯を患者さんに上手と感じてもらう為には、
患者さんの上手と感じるレベルを下げましょう。もしくは適性にする事が大事です。
つまり、簡単な抜歯ならばいいですが
、難しい抜歯なら難しいと正直に伝えましょう。このブログは患者さんも読んでいるので、私もどんな抜歯でも大丈夫ですよと言いたいですが、
一般歯科では抜けない歯もあります。
抜歯の難易度など何も患者さんには伝えないで、やってみたけど抜けなかったでは最悪ですね(汗)まずは自分の腕と控えめに相談して、患者さんには説明の段階で、極端な話、
抜けたらラッキーくらいに思ってもらえたらベストです。かつ
この先生のところで抜いてもらおうと思ってもらう抜歯説明をしなければなりません。
相反する内容でありますので、どのように抜歯説明をするのか気になるところですが、
もしそういった抜歯説明ができれば、
実際、抜歯に時間がかかっても、患者さんは
「先生、頑張ってるな」と思ってくれるかもしれませんし、
すぐに抜けたら
「先生、すごい」と思ってくれて、
双方ハッピーです。
これが、最終的な説明後のゴールと認識していただけると、色々と説明の仕方も変わっていくと思います。難しそうと思われるかもしれませんが、そう難しく考えなくてもよいと思います。
<インフォームドコンセント イメージ>

私も今まで沢山抜歯を行ってきて、もうこりゃあどんな歯でも抜けるな、自分上手いなくらいに思っても、一度抜けなかったらその自信は全くなくなります。
キャリアを積めばどんな歯科医でも経験する事ですので、難しい抜歯を難しいという事は恥ずかしい事や信用をなくす事ではないと個人的には思います。
ただ、
この抜歯は難しいですよ、大変ですよ。と言うと患者さんの不安を増やす事にも繋がってしまう側面も確かにあると思います。
患者さんには出来るだけ不安な思いをさせたくないですね。
歯科治療は患者さん側からしたら怖い事ばかりな訳です。
先程も書きました様に、上手に不安を取り除く事も医療者側の腕の一つだと思います。
ですので、抜歯について説明していて、患者さんの不安感が強くなってきたなと感じたら、
ポンッと「まあ、抜歯をする方には皆さんに伝えているんですけどね。」と試しに言ってみて下さい。患者さんの緊張の糸がゆるむのを感じる事が出来ると思います。
他にも治療説明に関しては、沢山のコミュニケーションの取り方があり、相手にとっても正解はまちまちですが
今回は、私が抜歯説明で大事だと思う事をまとめてみました。
<治療説明 イメージ>
御参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
〜
インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆のお知らせ〜
ブログの目次や全ての一般歯科動画が見れるなど特典がありますので、ご登録がまだのお方はどうぞ下記のフォームからご登録いただけると嬉しいです。無料です。
無料メルマガの説明動画はこちら
「インターネット歯医者さん」無料メルマガ登録はこちら→「インターネット歯医者さん☆メルマガ!☆」
posted by さけいくら at 23:15
|
Comment(0)
|
抜歯
|

|