この度もブログ「インターネット歯医者さん」をお読みいただき誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。

→動画:「麻酔抜髄」
今回は技術編「麻酔抜髄」についてお話したいと思います。
麻酔抜髄とは、よく歯医者さんで
「歯の神経を抜く。」といわれるアレです。
私達歯科医師は略して、「麻抜」と呼びます。マバツ、マバツと・・
どういう歯の状態で麻酔抜髄処置が必要になるのかをご説明しますと、
虫歯が大きくなり、歯の中にある歯髄と呼ばれる神経まで虫歯が到達した状態となります。
<虫歯が歯の神経まで達する>
歯の神経はとても太く、痛覚を感じる神経のみで出来ている為、とても‘痛い’です。
痛過ぎて何が何だかわからなくなる位痛いです。その痛みといったら、膵臓癌の末期の時の痛みと同じ位などと聞いた事があります。
そして、
歯科医院で麻酔抜髄をする状況とは、やはり初診時が多いです。
しかも、痛くて夜寝れずに朝に急患で来院される場合や
痛くて辛抱たまらなくなって仕事を抜け出して来院された。
など急を要する場合が多いと思います。
さらに、おそらく患者さん本人はその状態になるまでに虫歯には気付いておきながら、放っておいた経緯があることがほとんどです。
なぜ、その患者さんは虫歯を放っておいたのでしょうか?
それは、出来るだけ歯医者に行きたくないと思っていたからだと思います。
歯医者恐怖症の方もいます。
日々の臨床の中で、急患で見るわけですから、歯科医院側もそして患者さん側もお互いに時間をたっぷり取る事は難しい事がほとんどです。
しかし、放っておくと患者さんはその日も寝れない夜を過ごす事になります。お仕事にも集中出来ません。
なので、次回に時間をとって・・ということにはなりません。
よって、その日中に処置をする必要があり、ご予約の患者さんの合間を縫って治療する為、スピーディかつ正確に処置することが求められます。
今回のブログはそれらの事に焦点を当ててお話していきたいと思います。
そして、先にもお話したように患者さんは歯医者に行きたくなくて放っておいた方が多いです。歯科恐怖の強い人もいます。
だから、
なんでこんなになるまで放っておいたのー!
とは言ってはいけません。
大変でしたねー。昨夜は寝れました?
が正解と思います。
それから処置をはじめる事をお勧めします。
次回より、急患を想定して麻酔抜髄についてお話していきます。
よろしくお願い致します。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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