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→動画:「支台歯形成」
今回はクリアランスの確保についてです。
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まずシャンファーバーなど太いバーで咬頭を落とします。
<シャンファーバーで咬頭を落とす>
ある程度済んだら、シュッ、シュッ、シュッ、です。(シュッ、シュッ、シュッ、が分からない方は是非前回の「支台歯形成3」を読んでみて下さい。)
そして噛んだ状態でミラーで見てみて、クリアランスが取れていればクリアランスの確保はおしまいで次のステップに進みます。
しかし、臨床をやっていると、噛んだ状態で舌側からミラーを入れる事は出来ない為、舌側に本当にクリアランスが取れているか分からない時はないでしょうか?
そんな時やクリアランスがタイトな時に使えるテクニックをご紹介させていただきます。
それは・・
咬合紙を六折りにします。
<咬合紙を六折り>
これを支台歯に挟んで噛んでもらい、抵抗なく引き抜けたら、最低限のクリアランスは取れています。
引き抜けない、もしくは抵抗を感じる場合は、クリアランスがまだ足りていないので、さらに削る必要があります。
この方法はクリアランスの確認にもなりますし、さらに削らなければならない箇所は、赤く印記されるので、どこを削らなければならないかが明白で分かりやすいです。
<クリアランスが足りない箇所は赤く印記される>
赤く印記されているところがクリアランスが足りないので、その赤く印記されている箇所を削るのです。
使用するバーは、私はこれでいきます。
<マッチ棒のタービンバー>
このようにすると、少なくとも対合の歯と噛んでしまっている箇所はなくなります。
ただ、クリアランスの確保が咬合紙六折くらいの幅ではやはり足りないのではという疑問が残るかと思います。
かといっても臨床的にはクリアランス1ミリなんて不可能な場合も多々ありますね。
では、最低何ミリくらいのクリアランスがあれば補綴物(今回の想定は金属冠)が作れるのでしょうか?
ドクター側も咬合調整中に穴があきそうだなと思ったら、厚みを測りながら調整しますが、0.5mm位まではまだ調整中余裕があったりします。
そして極めつけに、技工士さんへ聞いてみました。「咬合紙を六つ折りにした厚みで作れますか?」と聞いた所、
作れます。との事でした。
もちろん、この厚み以上あればより良いですが、
最低限この六つ折りの咬合紙の厚みがあれば作れるわけです。
そしてクリアランスの足りない箇所は赤く印記されるので、見えづらい奥歯でも、わかりやすいです。印記されている箇所を削ればいいのです。
一つの目安としてはとても使えるテクニックですので、是非お試しいただければと思います。
咬合紙を六折りにして、支台歯に挟んで噛ませて、引き抜くだけです。抵抗なく引き抜けたら一つ安心だと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
注)この方法を使う場合はクリアランスがタイトな場合や見えない場合のみです。
<クリアランスの確保終了後>
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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